・治安、危険を感じたこと、トラブルについて
オランダはヨーロッパの他の国より比較的治安が良いと言われています。そのなかでもナイメーヘンは田舎の街になるので、留学に来てから4ヶ月が経ちますが、危険を感じたことはまだありません。そのためオランダで住む分には、日本にいたときの感覚と特に変わらないと思います。私が気をつけているのは、夜は一人で出歩かないということくらいで、逆にこれまで行った都市で言うとパリは格段に治安が悪いと感じたので、そのような都会への旅行の際にはオランダでの生活から一変して気を引き締めるよう心がけています。
オランダらしいトラブルで言えば、自転車の故障や盗難があります。日本では近年、公共の駐輪場は基本的に料金がかかるようになっていますが、オランダでは駐輪場でも街中でもどこでも無料で停めることができます。それはある意味ありがたいことではありますが、その分大量の自転車が散乱し、整っていないことになるので自分できちんと管理していないとそういったトラブルが発生する可能性があります。私も以前、旅行の際に自身の自転車を一週間駅の駐輪場に停めていたのですが、帰ってきて見てみると故障していました。私の自転車はレンタルなので、翌日予約をとってお店に持って行くとすぐ治してくれました。しかし盗難の場合は罰金を支払わないといけません。自転車に関するトラブルは本当によくあるそうなので、メリット・デメリットを踏まえて自転車を購入するかレンタルにするか考える必要があると思います。
・クリスマスマーケットについて
クリスマスマーケットは近年日本でも開催されるようになってきましたが、ヨーロッパ、特にドイツがその起源と言われています。11月後半頃からヨーロッパ各地でクリスマスマーケットが始まり、一気に街全体がクリスマスモードになります。私は日本のクリスマスマーケットに行ったことがなく、日本との比較はできないのですが、ヨーロッパのクリスマスマーケットと言っても国ごとに出ている食べ物や街の雰囲気がごろっと変わるのでヨーロッパ内で特徴が異なる様々なクリスマスマーケットを楽しむことができます。例えばオランダのマーストリヒトにはヨーロッパ唯一の洞窟の中のクリスマスマーケットがあり、フランスのアルザス地方には美女と野獣の舞台にもなった可愛い街全体を使ったクリスマスマーケットがあります。ドイツでは本場のソーセージが、スイスではラクレットチーズが、本当に美味しかったです。ちなみに私がクリスマスマーケットで一番楽しみにしているのがグリューワインと呼ばれるホットワインです。とても甘くて美味しく、冷えた体を温めてくれます。そのコップはデポジット制なので持って帰ることができ、私は訪れた都市ごとに違う可愛いコップをコレクションしています。本場のクリスマスマーケット巡りは、ヨーロッパのこの時期最大の魅力であると言えるので、ヨーロッパ留学をされる方は是非楽しんでほしいと思います。
フランス、コルマールのクリスマスマーケットの様子
グリューワインの可愛いマグカップ