Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

エクス=マルセイユ大学
2023 年 9 月号 国際学部 S.H

  ①ビザについて

フランスに一年間留学するためには、長期学生ビザ(VLS-TS etudiant)を取得する必要があります。こちらは、大阪のフランス総領事館では申請することができず、東京のフランス大使館へ行く必要があります。ビザ申請は基本的に予約制ですが、交換留学生のために毎週予約なしで申請をすることができる枠も設けられています。しかし、この場合、かなり多くの学生が申請しに来るので大使館が開く前から待っておく必要があります。なので、可能であれば余裕をもって予約して申請に行くことをお勧めします。また、書類に不備があった場合、一回目はやり直してその場でもう一度見てもらうことができます(印刷が必要であったり、時間がかかったりするものは見てもらえないこともあると思います)。必要書類が欠陥していてその場で解決できない場合、来週にまた申請に来るように言われます。なので、しっかりと確認して申請に行かなければいけません。私の場合、銀行の残高証明が郵便局で発行してもらったものとは違うものを持っていったため使えないといわれました。幸運なことに、後日郵便局で発行してPDF化してメールを送るように言われました。

また、申請費はおそらくおつりが出ると思いますが、おつりが出ないようにちょうどの金額を持っていく方が無難です。ビザ申請して、郵送でビザが届くまでは10日ほどでした。ビザに必要な情報がフランスの大学からなかなか届かないため、大学先と連絡を取り、できる限り余裕をもって準備することをお勧めします。

 

② オリエンテーション

フランスに着いて、一週間のオリエンテーション期間がありました。この期間では、留学生が集まり、キャンパスツアーやスポーツ体験、ピクニックなどが行われました。大学では、授業の一環としてスポーツを任意で受講することができます。そのため、お試しでスポーツをする日が一日設けられていました。

③授業選択について

こちらの大学では、出国前にLearning agreementという日本での予備登録にあたるプリントを大学先に提出しました。それをもとに、フランスに着いてからの履修登録を行いました。履修登録の期間は、アバウトで授業が始まっているのにも関わらずまだ履修が登録し終わっていない状況でした。ここの大学では授業の登録が日本とは違いパソコンでできず、Scolaritéという場所に足を運び行わなければいけませんでした。また、登録をした科目とは違う授業がスケジュールに反映されていた人も多くいて、問題が尽きませんでした。しかし、起きる問題にダメージを受けていると精神が持たないのでうまく付き合うことが大事だと学びました。授業は、日本語学科の学生が受ける日仏翻訳の授業や学部の授業で興味のあるものを受講することができます。学部の授業は、フランス人向けの普通の授業であるため教授が言っていることを理解するのはかなり難しいです。なので、今期はほとんどフランス語を集中的に学ぶことができる授業を受講し、一つだけ学部の授業を受講しています。日本では、最高でとれる単位数だけが決まっていますが、ここの大学では最低とらなければいけない単位数と最高でとれる単位数が決まっています。先ほど話したスポーツの授業は単位には含まれず、ボーナス点として能力によって評価されるようになっています。

 

 Scolarité

 

   大学内

 

 大学内の水泳施設