①渡航・現地での留学先までの移動について
日本で留学手続きをする際、航空券に関するエージェントの説明会があったので、申し込みは任意ですが私は申し込みました。このエージェントは飛行機の手配だけでなく、留学先の国に着いてから現地までの公共交通機関の手配までしてくれるので、留学が初めての海外で不安な人は航空券、交通機関の両方を希望することをおすすめします。私は過去に旅行でフランスに来ており、公共交通機関も使ったことがあったため航空券のみ手配してもらいました。航空券を予約する際に往復の予約が必要だったので、交換留学プログラムの終了後一ヶ月以内に帰国できる日程で予約をしました。就活の健康診断の関係で、プログラムが終わり次第早めに帰国しなければならない場合もあるため、先の予定はある程度立てておくと便利ですが、復路の日程は変更可能なので、急いで決める必要はないと思います。(出発地の変更は不可能で、日程の変更は別途料金がかかります)私が使った航空会社はフィンエアーだったので、フィンランドで乗り換えでした。乗り換えの時間も十分ありました。私が留学するエクサンプロヴァンスという街は比較的マルセイユの近くですが、マルセイユの空港はアクセスが悪いと聞いたため、パリの空港着にしました。パリの空港から、日本の新幹線にあたるTGVという鉄道に乗って一旦マルセイユまで行き、乗り換えて無事エクスに着くことができました。
②オリエンテーション・授業選択について
フランスに着いて数日経った頃に一週間のオリエンテーションがありました。初日に留学生を対象に、大学についてや学内の色々な機関、セメスターの説明などをしてもらい、その後はキャンパスツアーで構内の様子を紹介してもらいました。次の日以降は、エクサンプロヴァンスの街の小さなツアーだったり、マルセイユのストリートアートや歴史の紹介、スポーツ大会やピクニックなど盛りだくさんでした。
授業選択では、日本との違いが目立ちました。日本で履修登録をする際はすべての作業はパソコンで出来ますが、フランスでは、パソコンも紙も両方使いました。日本にいた時に、フランスの大学からLearning agreementという日本の予備登録のような電子文書が送られ、それに選択したい授業を入力して一旦提出しました。そしてフランスに着いて、それを参考に履修登録をしました。科目名や授業コードなどはパソコンで確認できますが、選択すると決めた科目を、プリントアウトしたLearning agreementに直接書き込んでscolaritéという教務課のようなところに持って行かなければならなかったです。また、scolaritéに提出したからといって全ての授業がネット上の時間割に反映されるというわけでもなかったので、反映されていない授業はその担当の先生に直接頼まざるを得ませんでした。授業は、学部生が受けているものから留学生向けのものまで、幅広く選択することができます。私は、今期は日仏翻訳や自分のレベルに合ったフランス語の授業などを選択しました。この大学は、基本的に一科目につき3単位もらえるので、日本よりも一週間の授業数が少なくなるのではと感じました。