①環境について
まず大学施設について。9月号にも書きましたが、トゥール大学は、学部ごとにキャンパスが異なります。私が通うTanneursキャンパスは、コンパクトな造りで比較的古い建物です。今は慣れましたが、教室の配置が少しわかりづらく、最初のうちは迷うことが多々ありました。また現在、建物の一部(図書館?)で改修工事が行われており新しくなるそうです。
他のキャンパスには、トラムやバスを利用して30分ほどで行くことが可能です。ちなみに、私はよく図書館目当てに、Grandmontキャンパスに行きます。他キャンパスと比べても広く、特に自習スペースが充実しているため課題や勉強をする時に最適な場所です。
次に住居について。私はCROUS(フランスの学生支援機関)が運営する学生寮に住んでいます。私の寮は、留学生用ではなく現地学生も住んでいます。また留学でよくあるようなイベントなども行われないため、学生向けのマンションを想像していただけたらなと思います。しかし寮の立地は非常に良く、大学が目の前にあり、すぐ近くには様々な店が立ち並ぶメイン通りがあるなど生活がしやすいです。また、徒歩圏内にサンガティアン大聖堂やプリュムロー広場などの歴史的な建造物も多くあり、週末には観光客が訪れ場所でもあります。
②YEP‘S(学割・学生サービス)について
はじめての自由テーマですが、今回はトゥール大学生ならではのサービスを紹介します。それがYEP‘Sです。YEP‘Sは、知り合った現地学生から「YEP‘Sはもう登録した?」とよく質問されるほど学生にとって必要用不可欠なもののようです。他の地域でも同じようなものがあるのかは分かりませんが、ほとんどのトゥール学生が登録しています。YEP’Sに登録すると、公共交通機関をはじめ、文化施設(城、劇場など)スポーツ施設などでの優遇が得られます。その中でも特に魅力的なのが、週末限定でパリに無料で行くことができることです。ちなみにトゥールからパリまでは、電車で1時間半から2時間ほどでいくことができ、日帰り観光も可能な距離です。乗り継ぎが必要な場合や、TGV(フランスの高速鉄道)よりも少し移動時間がかかってしまいますが、通常5000円程する交通費を浮かせることができることを考えればありがたいサービスです。購入時期によっては、無料でない場合もありますが、少なくとも半額近い料金で利用することが可能です。またパリ以外の都市に行くときも同じような優遇を受けられます。 早速月末にYEP‘Sを利用してパリに行こうと思います!