①授業紹介
私は、今学期6科目受講しています。今回は、その中から3つ紹介します。
その前に、日本とは授業のスタイルが異なるため、フランスの授業タイプを少し説明します。フランスでは、大人数かつ講義形式(CM)と少人数かつ演習形式(TD)の2種類あります。これらは、合わさって一つの科目もあれば、独立してそれぞれの形式を採用している科目があります。
それでは、私の履修している授業を紹介します。1つ目は、English Civilization:USAです。なぜフランスにいるのにアメリカの内容?と思うかもしれませんが、留学生が受講する科目は、あくまで現地の学生が受講することを想定しています。そのため使用言語が英語の授業では、イギリスやアメリカに関わるものは、必然的に多くなります。授業は、CMとTDの2つの形式で行われます。CMでは、アメリカについて歴史、政策、社会運動などを幅広く勉強します。TDでは、2,3人のペアを組んでCMで紹介されたものや関連する題材を基に15分ほどのプレゼンを行います。私たちのペアは、Wokismをテーマに選び、お互いパート分けをしてプレゼン資料や原稿を作成し、発表に向けた準備をしています。
2つ目は、Introduction International relationです。これは、CM形式で行われています。内容は、国際関係学の理論や考え方を学びます。この科目に限ったことではないですが、特にこの科目では説明中でも疑問があれば躊躇なく学生が質問したり、度々教授と学生の議論が始まるなど日本では見ない積極的なスタイルに驚かされました。
3つ目は、CUEFEEです。トゥール大学は、交換留学生向けにフランス語の講義が開講されています。レベルはC2から初級まであり、あらゆるレベルに対応しています。私は、一切フランス語を学んだことがなかったためA1(初心者レベル)を受講しています。しかしA1でも、文法などの説明もすべてフランス語で行われるため最初は内容を理解するのが大変でした。授業自体は、ペアワークも多く、内容も回を重ねるうちに日常で使えそうな表現(自己紹介/道案内など)や文法なども学べるため今では楽しく受講できています。
②バカンス(学校休暇)について
フランスには、各学期に2回ほどバカンスと呼ばれる1週間から2週間ほどの休みがあります。さっそく10月末の中間試験後にはじめてのバカンスがありました。この休みを利用して、ドイツ国境近くのアルザス地方(リクヴィ―ル、コルマール、ストラスブール)を旅行しました。リクヴィ―ルとコルマールは、写真に乗せていますが、カラフルな木組みの家で町が統一されておりとてもきれいな場所でした。ストラスブールは、中世の街並みで、独特な雰囲気がありました。また名物料理(シュークルートやグクロフ)も食べることができ、アルザス地方を満喫することができました。これから数回留学中に学校休暇はあるため、またフランスを中心に旅行できたらいいなと思います。