① 治安、危険を感じたこと、トラブルについて
ドイツのブレーメンは日中は基本的に治安が悪いということはないですが、たまに危険に感じることもあります。例えば、ドイツのシティーセンターや駅前にはホームレスや物乞いが多く、僕もホームレスに話しかけられて、お金をくれと言われたことがあります。そういう時に、なにか返事をしても相手は引かないので、相手にせずに無視して立ち去るのが1番早いかなと思いました。そして夜はあまり安全な街では無くなります。ドイツではマリファナが合法化されているので、少し頭がおかしくなっている人もたまにいて、夜に暗い道を女性1人で歩いたりするのは危険だといわれています。僕が経験した中で1番怖かったのは、友達の家でパーティーがあり、深夜の4時くらいに、友達と3人でトラムに乗って帰路についていたのですが、その時黒人と白人の2人組が絡んできて、アジア人に対しての差別用語を発していたり、挙動が正常ではなかったのでとても怖かったです。その時一緒にいたドイツ人の友達曰く、ドイツでマリファナより上の薬物(コカインとか)は違法だが、それを使用している人はそこそこいて、多分あの人たちはそういう人たちだったと言われました。その時、特に実害はなかったのでよかったですが、そもそも夜の4時に出歩くのは避けた方がいいなと思いました。とはいえ、日中は安全ですし、夜に治安が悪くなるのは日本でも同じ事なので、日本と比べてそこまで治安が変わらないと思います。
② ドイツでの言語交換について
僕の留学しているブレーメン応用化学大学には、日本語学科があり、日本語を勉強している学生が多くいます。そしてドイツでは言語交換パートナーとして一緒にお互いの言語を教え合い、勉強することをタンデムというのですが、多くの日本人留学生と日本語学科の学生が、そのタンデムを組んで勉強しています。タンデムを組む相手は1人でなくてもよく、中には1人で7人のドイツ人とタンデムを組んでいる日本人学生もいます。タンデムは自分たちで勝手に組んでやるもので、一緒に勉強する時間や話す内容に特に決まりはありません。実際、僕もタンデムパートナーが1人いて、その人とは週に2回一緒に勉強しているのですが、2人とも結構適当にトピックを決めて勉強しています。タンデムというシステムはあまり学校に行かなかった僕が学校にたまに行く理由にもなりますし、あまりドイツ語を勉強するモチベーションがなかった僕がドイツ語を勉強する良い機会にもなっていますので、とても良いシステムだなと思っています。余談ですが、今僕が1番注目しているのは、1人で5から7人のドイツ人とのタンデムを受け持っていた日本人学生のほとんどが、もうすぐ帰国し、次のセメスターからは誰がその受け持ちを継ぐのかというのが気になっています。そしてそれは多分僕ではありません。