Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

モンス大学
2026年3月号 国際学部 Y.T

カルチャーショックについて

 ベルギーでの生活を通して、これまでにいくつかのカルチャーショックを経験しました。特にコミュニケーションの面で強く感じたのは、「Don’t be shy(遠慮しないで)」と何度も言われることです。自分では遠慮しているつもりはなくても、相手からはそう見えることが多く、文化の違いを感じました。一方で、友達からの誘いを断りたいときや、言いたくないことがあるときに、それをはっきり伝えることにもストレスを感じることがあり、今でも対応に悩むことがあります。また、会話の際に相手の目を見て話すことや、乾杯のときに見つめ合う習慣にも最初は戸惑いました。意識して慣れようとしていますが、いまだに少し気まずさを感じることがあります。さらに、挨拶としてチークキスをする文化や、人との距離の近さにも驚きました。

 生活習慣の面でも、日本との違いを強く感じました。寮では土足で室内に入ることが一般的で、洗面所などにも靴のまま入ることに抵抗を感じました。また、入居直後に行われた部屋の清掃チェックでは、事前の連絡がないまま不在中に部屋に入られ、プライバシーの感覚の違いにも驚きました。

 食生活についても、日本との違いを実感しています。日本食はほとんど手に入らず、パンやパスタ中心の食事が続いているため、日本食が恋しく感じることが多くあります。お米は売られていますが、日本のものとは味や食感が異なります。また、カップ麺などの手軽な食品も少なく、韓国のインスタント麺がわずかに手に入る程度です。その一方で、イタリア系移民が多い影響から、イタリア料理は充実していると感じました。

 さらに、生活リズムにも違いがあります。木曜日から土曜日にかけては、夜遅くまでバーでお酒を楽しむ人が多く見られます。一方で、日曜日は多くの店が閉まり、ショッピングモールやカフェも営業していないことが多く、スーパーも短時間のみ営業するなど、街全体が休息日となっています。

 このように、ベルギーでの生活では日本とは異なる文化や価値観に戸惑う場面が多くありましたが、これらの経験を通して異文化への理解を深めています。

 

気候と服装について

 ベルギーの気候は日本とは大きく異なり、日々の天気や服装に対する意識にも違いを感じています。3月29日からサマータイムが始まり、現在は夜の8時半頃まで明るくなりました。日が長くなったことで、春が近づいていることを実感します。一時は暖かくなり、晴れの日も増えてきたため、春らしい気候になってきたと感じていました。しかしその後、再び雨や曇りの日が続くようになり、天気が安定しないことに驚いています。

 気温もまだ低く、最低気温は10度を下回る日が多いため、外出時にはコートが欠かせません。日中は少し暖かく感じることもありますが、朝晩は冷え込み、一日の中でも寒暖差が大きいのが特徴です。そのため、コートに加えてマフラーやニットなどで調整することが多く、日本の春よりも防寒を意識した服装が必要だと感じています。また、天気が変わりやすいため、急に雨が降ることも多く、折りたたみ傘を常に持ち歩くようになりました。

 一方で、季節の変化を感じる場面もあります。桜は3月上旬にはすでに満開となっており、日本よりも早く春の訪れを感じました。また、チューリップも3月下旬から街中でよく見られるようになり、ヨーロッパらしい風景が広がっています。しかし、こうした見た目の春らしさとは裏腹に、気温は依然として低く、寒さが続いている点にギャップを感じました。

 全体として、冬の寒さ自体は日本よりも厳しくないと感じるものの、その寒さが4月頃まで長く続くことが特徴的だと感じています。このように、ベルギーでは気候の変化に合わせて柔軟に服装を調整する必要があると実感しています。