私はいつも研究室で研究活動を行っているが,同じ研究室で毎週木曜日に,ロイファナ大学での指導教員の大学院の授業が開講されている.私はその授業を履修していないが,その履修生の1人と共同で活動を進めている.授業時間は1時間30分程で,8人程の受講生が2人1組でそれぞれのプロジェクトを進めている.授業は11:30に終わり,その後は皆でMensaに行き,昼食を食べる.ほとんどの受講生は12:15頃から別の授業があるらしく,昼食後は毎回別れることになる.
大学,大学院の授業以外にも,外国語を学ぶためのLanguage Cafesという場がある.そこでは,その国の学生と会話しながら言語を学ぶことができる.毎週決まった曜日にドイツ語,フランス語,中国語,英語,日本語,イタリア語,そして,スペイン語のセッションが用意される.予約は不要なので,私は日本語とドイツ語のセッションに参加してみた.日本語のセッションは,日本人の学生が用意したパワーポイントの資料に沿って,色や身に着けるものの表現の仕方を学ぶものだった.日本語のレベルは学生によって様々であったが,日本人の学生が丁寧に教えており,私も彼らと日本語で会話することができた.また,そのパワーポイントのスライドは上手まとめられていて,外国人に日本語を教える時に参考にできると思った.ドイツ語のセッションは,ドイツ人の学生が用意した話題に関する資料を読んで,質問に答えたり,質問したりするものだった.ドイツ語のセッションはA1.1レベルの話者の私にとっては難しい内容だったが,知っている留学生がたくさんいたので,気軽にセッションに参加することができた.
9月の始めからドイツに滞在しているが,10月から気温が低くなり,天気が悪い日が多くなった.11月になると寒さが本格的になり,最低気温が氷点下となる日もあった.11月23日の夜にリューネブルクで今季初めて雪が降った.地面には薄っすらと雪が積もったが,翌日に溶けた.
ドイツの冬は太陽がほとんど出ないため,ビタミンDの不足に注意する必要がある.ドイツの薬局やスーパーマーケットでは,栄養素を補給するためのサプリメントがたくさん置いてある.私は水に溶かすタイプのものを購入した.水に入れるとかき混ぜなくてもすぐに溶け,水がオレンジ色に染まった.個人の感想であるが,飲んでみると,無果汁のオレンジ風味の炭酸飲料のような甘い味であった.他の栄養素を補給するサプリメントもあったので,普段の食事に加えてそれらも採りながらドイツの冬を乗り切ろうと思う.
