Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

オーフス大学
2012年9月号 国際文化学部 Y.K

*オリエンテーションについて

オーフス大学では、学部ごとにIntro Weekという一週間にわたるオリエンテーションが用意されています。Intro Weekは授業開始の一週間前にあたる8月27日に始まりました。私はIntro Week直前にオーフスに到着したのですが、その際、飛行機の預け荷物が届かなかったため荷物の問い合わせや、寮の入居の際のトラブル対処に追われはじめの2日間はほとんど参加できませんでした。到着直後は予想外のトラブルが起こりやすいので渡航はIntro Week開始日より1週間ほど余裕をもって到着することをお勧めします。参加はできませんでしたが、はじめの2日間はスケジュールによると所属する学部やデンマークについての説明、関連組織やクラブ紹介、留学生同士での自己紹介などがあるようです。また朝食・ランチは学校が用意しておりサンドウィッチとジュースが食べ飲み放題です。その他にも、図書館やStudy Systemsの使い方、キャンパス案内、住民登録の手続き、学校外で行われる無料のデンマーク語講座のお試し授業など、様々なオリエンテーションが平日4~5日にわたり行われます。土日には留学生のウェルカムパーティや遠足があるので他の国々からきた留学生の友達を作る絶好の機会です。

 

*環境について

北欧ならではの季候・・・デンマークは北欧なので夏でも肌寒く雨が降ることが多いです。私は8月下旬にデンマークに到着しましたが、その日は雨で8月とは思えないほど肌寒く多くの人が秋用コートを身にまとっていました。8月でも、どの服屋さんにも真冬のコートや防寒具が並んでいます。今はもうすぐで10月に入りますが、最近は毎日といっていいほど天気が悪く晴れていても急に雨が降ってきたりします。そのため気温も更に下がり今ではコートだけでなく皆マフラーやストールを巻いています。日照時間は到着当初は8時過ぎにようやく夕方だと感じるくらい長いですが、どんどん日が暮れるのが早まってきています。コートはそこら中で売られていますがサイズも大きいものばかりですし本当にあっという間に寒くなるので、かさ張っても絶対日本から一着は持ってきた方がいいと思います。

非英語圏ということとは・・・デンマークの公用語はデンマーク語ですがデンマーク人の多くは英語が話せます。デンマーク人同士はもちろんデンマーク語で会話しますしスーパーなどの店員さんはデンマーク語で話しかけてきますが、英語できき返せばとても流暢な英語で話してくれます。なのでデンマーク語が理解できなくても英語で生活できます。しかし、街中の看板やスーパーの商品名、バス停の名前から送られてくる契約書類の手紙などは、当たり前ですがデンマーク語です。英語表記はほとんどありません。そういった面ではデンマーク語がわからないと不便です。わからなければ近くにいるデンマーク人に英語で聞けば英語で親切に答えてくれますが、デンマーク語の知識は必要だとひしひしと感じています。そこでとても助かるのが、デンマークでは無料でデンマーク語とデンマークの文化を教えてくれる学校があります。週にそれぞれ1回ずつあり都合のいい曜日を選択することができますが、クラスによっては教え方や授業スタイルは全く異なるようです。

 

*自由テーマ:食料品の価格について

消費税が25%もあり物価が高いというデンマークですが、スーパーでの食料品は一部日本よりも安かったりします。例えば牛乳は1L70円ほどで購入できますしチーズなど他乳製品も日本とくらべるとだいぶ低価格です。私の寮の目の前には移民系のスーパーがありそこの商店では野菜や果物が安く売られ、例えば大きなバナナ10本が140円で手に入ります。飲み物ではミネラルウォーターやビールが日本の半額ほどの値段ですが、こちらのスーパーではペットボトルや瓶、缶の商品を購入する際、その商品の値段プラス数十円ほど資源代を支払わなければなりません。しかし飲みきった後それらの資源をスーパーの回収ボックスに返すとその分のお金が返ってきます。デンマークで外食をしようと思うとちょっとしたファーストフードでもセットで1000円近くしたりしますし日本では100円ショップで売ってるようなものがこちらでは400円前後で売られていたりするのでデンマークは物価が高いように感じますが、自炊を心がければ意外と日本よりも出費を抑えられるかもしれません。