①日本から持ってきてよかったもの。 一.風邪薬、耳栓 薬についてはUCBの近くに薬局があり、こちらでも十分に購入可能なのですが、やはりアメリカの人を対象に作っているので、どうしても効き目が強すぎるものが多いようです。ですので、日本の風邪薬があれば何かと便利かと思います。また、毎週、週末になるとご近所の学生寮でパーティが頻繁に開催されて音に悩まされることもありました。なので、睡眠の質にこだわる方や騒音があると眠れない方は是非とも耳栓を持参しましょう。 二.タブレット若しくはスマートフォン こちらでは公共の場所でも、IDさえあれば大学内でもwifiが使えるところが多いです。ですので、使えれば、授業中にPDFので論文を読んだり、調べ事をするのに非常に重宝します。UCBのキャンパス内でもよく芝生に寝そべってIpad等で読書している人をよく見かけます。便利ですので、是非とも入手することをおすすめします。 次点としては、日本語の参考書や単語帳等、荷物に余裕のある方は持参しておくと便利かもしれません。こちらにきて英語で論文を書く機会が増えると思いますので、文法等を忘れした際に確認するのにあると便利かと思います。
②前期の授業について 前期の授業は IBSの授業三つとUCBの授業を一つ履修しました。それぞれの授業が特徴的だったので、一つずつ説明したいと思います。 ⒈Introduction to Shin Buddhism thought @IBS-Dr. David Matsumoto- 真宗の基本的な教義から現代における真宗学の問題を幅広く取り扱った講義。クラスは基本的にレクチャー形式で行われ、気になる点があれば、その都度、先生に質問をしていくという形で授業が進行した。課題は、中間に30~1時間程度のプレゼンテーション。また、Final Paperとして授業中に関心を持った真宗教義を10枚以内にまとめるレポートが課された。 2.Issues in Buddhist Ministry @IBS-Dr. Seigen Yamaoka- 真宗をどのように実践していくのかを学ぶクラス。講義は基本的にディスカッション形式で自らの経験を踏まえてそれがどのように自らの信仰と関わっているかを学んだ。中間のプレゼンテーションとして自らの経験と宗教的経験とを引き合わせて心理学的に分析した20ページ程度のペーパーを執筆し、発表した。クラスが四人と少人数だったこともあり、一方向ではなく双方向のコミュニケーションに重きを置いた先生と生徒の距離が近い講義だった。Final Paperとして25ページの宗教経験に関するペーパーを提出した。 3.Reading in Buddhist text @UCB-Dr. Mark.L.Blum- ポール・リクールや歎異抄、歎異抄の注釈書などのテキストを通して「悪」と「evil」の言語的解釈の違いや翻訳の問題点を学ぶ授業。UCBの授業ということもあり、教授と生徒の関係性が非常にフラットで議論が議論を呼ぶ、アクティブな講義だった。また、毎週多くのReading assignment、歎異抄の注釈書の翻訳等を課されて、それをすべて読んだ上でのディスカッションから始まるのでついていくのには苦労した。Final Paperとして英語で30枚のResearch Paperと日本語で12枚を提出した。 4.Independent Studies @IBS-Dr. David Matsumoto- 自分の研究課題に関して、マンツーマンで学ぶ講義。前期は、教行信証における翻訳の問題を軸に毎週、講義をしていただいた。最終的には、15ページのPaperを提出した。