Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

モスクワ大学
2011年9月号 文学部 M.T

授業紹介②

今回のセメスターも前セメスターと同じように、プレイスメントテストの結果によって編成されたグループ単位で時間割が組まれます。そして授業内容も所属グループごとにバラバラです。ロシア文学の授業を受けているグループもあれば、ロシア語に特化した授業を受けてるグループもあります。私の場合は前セメスター同様、基礎文法の授業を受けています。しかしながら、前回が総合的なものだったのに対して、今回は文法・語彙、会話、リーディング、リスニング、音声学の各分野に分かれたものになっています。

特に興味深いのが音声学の授業です。この授業ではロシア語の母音の発音の仕方や子音の音の変化とその仕組み、イントネーションの違いによって生じる意味の違いなどを学ぶことが出来ます。他の授業がロシア語の運用能力を身につけるものであるのに対し、ロシア語自体に対する知識も身につけることが出来るというのが音声学の特徴かもしれません。

 

治安、危険を感じたこと、トラブル等について

モスクワ大学の周辺やモスクワの中心地の治安はわりと良いといわれています。しかし出歩くと危険な日もあります。そういう日については日本大使館からメールか届きます。そういう情報に注意したり、夜中に一人で出歩くなどの行動を避けていれば、危険な目にあう確率は低いと思います。モスクワに8ヶ月いますが、幸運なことに私はまだ危険な目にあっていません。しかしメトロの中で殴られたという話や、スリにあったという話はよく聞きます。実際、私の友人にもスリの被害者が何人かいます。中にはスリの被害だけも大変なのに、被害を訴えに行った警察ともめた人もいます。彼らの話を聞くところによると、被害だけでも大変なのに、その後の手続きなども大変なようです。

 

自由テーマ

冬にモスクワに来て、今月で一通りの季節を体験したことになります。なので今回はモスクワの気温変化について書きたいと思います。

2月3月は気温がマイナス15度からマイナス25度くらいの日が続きます。しかしながら、3月の終わり頃から急に暖かくなり始めます。それでも、0度前後なのでとても寒いです。4月はとても寒い日があったり暖かい日があったりと、天候が安定しません。さらに気温が上がったことで雪が解け始め、雪解け水で地面がぐしゃぐしゃになります。5月になると天候が安定し暖かい日が続き、6月には暑いと感じるくらいまで気温が上がります。7月8月は30度まで気温が上がり日本の夏と同じような日が続きます。8月後半から気温が急激に下がり始め、9月の時点で10度前後と日本の冬と同じ程度といった感じになっています。寒くなり始めると外に出るのが億劫になるので、行きたい場所があるのならば、短い夏の間に行っておくことをお勧めします。