Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東海大學
2017年8月号 国際学部 M.M

[試験について]

華語中心には中間試験も期末試験もありません。華語中心での成績のつけ方は出席率と小テストです。小テストの回数や方法は先生によって全く違います。毎日小テストがあるクラスもあれば、この一週間一回も小テストがなかったというクラスもあります。また、小テストの方法も様々で、その課の単語の聞き取りテストだったり、その課全体のテストだったり、本文の暗記または要約のテストだったりといろいろあります。もし、一時帰国しなければいけなくなったり、その日どうしても授業に出席できなくなったりした場合は、事前に先生に伝えておけば公欠扱いになるときがあります。単位についてですが、普通に過ごしてさえいれば華語中心で単位を落とすということはないと思いますので、不安に思うことはないです。

テスト、はないのですが、期末発表会、はあります。中国語を使って劇をしたり、踊ったり、歌を歌ったりするものです。2月~6月は後期授業なので国に帰ってしまう学生も少なくありません。出席するかしないかは自分で選べるらしいのですが、割と強制的に参加させられます(笑) ですが、思い出作りにはもってこいなので、ぜひ参加してみてください。

←発表の様子です。

 

←中国語でラップにチャレンジしてました‼︎

 

私は華語中心以外にもう一つの授業をとっていたので、その授業についても書きたいと思います。私が参加した授業は台湾の農業についてのものです。日本語学科の授業だったので分からないところがあっても、先生が日本語で教えてくれたので、問題なく受けられました。この授業も出席率重視で、中間テスト、期末テスト、ではなく、中間発表、期末発表がありました。今まで何を学んできて何を感じたかなどを中国語で発表しました。発表以外にも、土日を使って、農場に行って農業体験や、実際農業をしてる人に会って質問をする機会もありました。周りの学生が日本語を少し理解してくれたので、中国語で言えないところは助けてもらいました。華語中心以外でも中国語を使えるチャンスなので、華語中心以外にも授業を取ることをお勧めします。

←とれたての野菜で料理しました‼︎

 

←発表前の様子です‼︎

 

[中国と台湾の中国語]

台湾に来てから半年経ちましたが、まさかこんなに学校で習っていた中国語と台湾で習った中国語が違うとは思ってもいませんでした。まず発音が全然違います。来た当初は何を言っているのか全く分かりませんでした。その時はまだ中国語に慣れていないからだと思っていたのですが、発音の違いのせいでもありました。日本人が一番苦労する zhi chi shi の発音ですが、台湾の人達もこの発音はどうやら難しいみたいで…(笑) これらの発音は全て zi ci si になってます。なので吃と车の発音の仕方がとても似ています。駅という単語の车站も”che zhan” ではなく”ce zan” と言わないと伝わりませんでした… 華語中心の先生はあまりなまっていないので問題ないのですが、買い物をするときなどは少し困る時もあります。また他にも同じ漢字でも、中国と台湾では読み方が違うものがあります。例えば垃圾(ゴミ)という単語です。中国では”la ji” と読みますが、台湾では”le se” と読みます。このように同じ中国語でも違うところがたくさんあります。最初はそれで苦労もしましたが、今では違いを探すのも楽しみになっています(笑)