カルチャーショック
今学期が始まって1か月が経ちました。クラスのみんなとも仲良くなって授業にも慣れてきたころです。北京に来てから数えるとすでに9か月が経ちます。来たばかりのころはカルチャーショックも何回かありました。留学に来る前に中国には旅行できたことがあったのですが、やはり長い間生活していると文化の違いに驚かされることがありました。大学の食堂では中国人の食べ残しが気になりました。日本人にとって食べ残しはもったいない、行儀が悪いとされていますが、中国ではご飯が足りないより余ったほうが良いという考えがあるそうです。レストランに行った時も隣に座っていたお客さんの帰った後を見ると、すごくたくさんの料理を注文して食べきらずに残しているのを見かけました。しかし、最近は”打包”といって残ったご飯をお持ち帰りする人もいます。私も注文しすぎた時にはタッパーと袋をもらってお持ち帰りすることがあります。他には、中国ではほとんどのお店で支払いの時に現金ではなくケータイのアプリを使って支払うことができます。日本ではほとんどの人が現金やカードを持ち歩きますが、中国ではケータイで支払いを済ませる人がほとんどです。お財布を持ち歩かず、お釣りをもらう時間もなく、割り勘などの時もアプリ内で簡単に友達に送金することができてとても便利です。他にもカルチャーショックはたくさんあります。北京にはお化粧をしないで外出する女性が多かったり、ドアに鍵がないトイレ、お店での店員さんの態度など。
国際文化祭
人民大学では毎年10月頃に国際文化祭が行われます。今年は国慶節中で人民大学創立八十周年記念日の10月3日に開幕式がありました。留学生が国ごとに屋台を出して、その国のご飯や飲み物を売ったりしました。日本の屋台では浴衣や法被を着て焼きそばとカルピスを販売し、ヨーヨーすくい体験も出しました。留学生の少ない国はその国の紹介や伝統品の展示などを行い、留学生の多い韓国やモンゴルはステージでダンスや歌の披露もしていました。他の国の人たちも伝統衣装を着ていて、一緒に写真を撮ったり、たくさんの人たちと交流できるいい機会になりました。屋台の準備で日本人留学生たちとも仲良くなることができ、当日の屋台はとても繁盛し、”人気の屋台一位”に選ばれました。また11月5日には文化祭の閉幕式があります。日本人留学生はステージでダンスを披露することになりました。今年は、日本だけでなく中国でも流行った映画『君の名は』の主題歌『前前前世』に合わせたダンスと『PPAP』を踊ります。今はそれにむけての練習を頑張っています。他の国はどのようなものを披露するのか楽しみです。