Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ハワイ大学マノア校
2018年1月号 国際学部 H.A

1      試験について

 

今回は留学生活の中でも重要なイベントの1つである試験についてお話しようと思います。試験はELI(英語の各スキルについて学ぶコース)を除く授業では基本的にセメスターごとに2回あり、学期の中盤頃(Midterm exam)と最終週(Final exam)に設定されています。私がfall semesterに履修したFDMのコースのクラスも例に漏れず2度のテストがありましたが、どちらのテストも出題形式や回答形式は同じでした。ほかの授業の試験に関しては把握していないため、ミッドタームとファイナルが同様の形式・分量かということは断言できませんが、履修登録をするときにテストについて不安に思ったり、テストの形式などの基準を考慮に入れるなら、事前に回りの友達や知り合いに気になっている授業の試験形式について聞いて参考にしてみるのも良いかもしれません。

試験の持ち物については鉛筆と消しゴム、そして時計のない教室が多いと思うため、腕時計を持っていけば良いと思います。試験教室についてはシラバスに書かれているか、先生からのアナウンスで知ることができます。もし不安であれば、クラスメイトに聞いたり教授に直接確認しに行くと良いでしょう。

試験ではネイティブスピーカーの生徒さんは比較的早く解き終えて退出していき、試験監督の先生と2人きりになるかもしれませんが、そこで焦らず、落ち着いてしっかり見直して回答用紙を提出することをおすすめします。

また、試験開始時に試験監督の先生の指示がはっきり聞き取れず、解答用紙やマークシートに記述する情報について不明な点が生じた場合は、すかさず手を挙げて分からないことを明らかにすると良いでしょう。

もし試験について疑問点や心配事がある場合は直接教授に話すと、少しでも試験に関するストレスが軽減されると思います。というのも、私は今学期、マークシート式以外の回答形式(記述パートがあるもの)が控えていてとても不安になったため、教授をオフィスアワーの時に訪ねて、正直にライティングパートが心配で仕方ありませんと告げに行ったところ、先生はそれに対して、しっかり準備して臨むことができるように、問題の内容を事前に教えてくれると言ってくださり、それによって安心感を得ることができたからです。わたしが出会ったハワイ大学の先生方は留学生に対して理解がある方ばかりで、困っていることを伝えれば考慮に入れてくださるため、もし言い知れぬ不安に襲われたならば、直接先生に伝えることは有効な手段だと思います。

テスト前には、授業によってはReview のためのクラスが用意されているため、必ず出席して出題者である先生がどのような内容に焦点をあてて試験問題を作ったかを把握する必要があります。そして、そう言った内容に関して、分からないことを聞くチャンスを先生は設けてくださっているため、有効活用すると良いでしょう。

ついでに、試験当日は遅刻をしてはいけないため、オフキャンパスにすんでいてバスやシャトルで通学する人は、いつもより早めの便に乗ることをお勧めします。交通状況は毎日同じだとは限りません。いままで交通事故による影響が通学コースにまで及び、シャトルバスを40分くらい待ったことが2回ほどあり、試験のある日にこのような事態に見舞われると試験を受けられなくなる可能性があるため、留意しておくと良いと思います。

ELI(英語の各スキルについて学ぶコース)にはmidterm   や final のようなテストが無いと前述しましたが、授業によっては、小規模のテストが宿題の内に含まれていることはあります。例えば、Reading のクラスにおいては、課題としてx readingという、パソコンで毎週12000字以上読書するものがあり、読了後に必ず内容についてのクイズを受けることが義務になっていたり(受けなければ成績に反映されない)、単語を毎週20個以上追加していき、追加した単語の確認クイズを受けてスクリーンショットで提出するように指示されていたりします。

 

 

 

2      一月の振り返り

12月末からお正月にかけて日本に一旦帰国することも可能でしたが、慌ただしくなると考えたし、何より日本はとても寒いということを聞いていたため、敢えて帰国しないことを選びました。ハワイでの年越しは、ラナイ(ベランダ)からワイキキの方面で上がる花火を見たり、アメリカのテレビ番組のカウントダウンを見たりして悪くなかったなあと思います。それと同時にいかに自分が日本での年越しやお正月を好いているかということに気づきました。年間行事の時に、実家にいて犬と憩いの時間を過ごしたり、普段会えない地元の友達と地元の繁華街を歩いたりすることはもはや私を形成する大切な要素となっており、今回の年末年始はそれが欠けていたため、大きな安心感や心地よい興奮を感じることができず、はっきりいうと少し味気なかったかなとも思います。その分次の年末年始はしっかり楽しむつもりです。

年明けに、英語のクラスで仲良くしてもらったお友達の日本への帰国が迫っているということで、思い出にお寺や神社を訪れました。この日はハワイ出雲大社前で待ち合わせしました。私は以前にハワイの金刀比羅宮と大宰府に行ったことがあるのですが、ハワイ出雲大社はこの二つの神社に対して大きいと感じました。お守りも、ハワイ出雲大社という刺繍の入ったものと出雲大社とだけ入ったものの両方が売られていました。ちなみに、ハワイの出雲大社はチャイナタウンの付近にあります。そのあとは気になっていた道教のお寺、観音寺に行き、ごてごての装飾や美しい色遣いに魅了されました。私のhost department(ハワイ大学における受け入れ先学部)の1つにはReligion の学部があり、お寺や教会を見学することに興味があり、またその日遊んだ私のお友達も抵抗なくお寺めぐりを楽しんでくれたので気を遣わずに楽しむことができました。冬休みは1月の7日まであり、次の日の8日からはSpring semesterが始まりました。アートビルディング(大学内の建物の1つ)のauditoriumでの授業は初めてだったので前日にしっかり場所をネットで調べて当日は早めに登校して迷って遅刻するという失態が無いように気を付けました。大学に到着してから、思いもよらずすぐにauditoriumを発見し時間が余ったため、学生証に貼られるThe Busのステッカーを fall のものからspringに更新しにキャンパスセンターに行きました。このステッカーがないと学生証だけをThe Busの運転手に見せても乗車料金を払わなければ乗ることができません。このステッカーはfall semesterのときもそうでしたが、交換留学生はキャンパスセンターにあるticket, Information& ID officeで無料で貼ってもらうことができます。しかし注意点としては、無料で貼ってもらえるのは初回だけで、もしstudent IDをなくして新調しなくてはならなくなった際、このステッカーについてもお金を払って新しいものをもらわなければならないということがあります。Student IDもfallのステッカーも失っていない時のThe bus のステッカーの更新(fall →spring)については無料でしてもらえます。それが終わってもその日の最初の授業まで時間があったため、時間割に乗っている授業が開催される教室でいままで行ったことのないところの場所を確認しに行きました。これにより、休憩時間を焦ることなく過ごせたため自分にとっては珍しく時間を有効活用できたかなとは思いました。今学期は前のセメスターと違い、メインが英語のスキルを学ぶクラスではないため、わけが違い、学期が始まってからは過度に緊張したり、授業スピードが速かったり、膨大な課題に圧倒されたりと良いことよりも困難が多発して何度も現実逃避をしてしまいました。しかし、どうして、何のために、敢えてそういった授業を選んだのかを自身に問いただして、モチベーションを回復しました。2月は今学期でやらなければならないことがたくさんあり、今学期で一番忙しくなると思いますが、好きなこと、知りたくて仕方のないことを学ばせていただいているということを常時意識して自分ができることをしっかりやっていこうと思います。