Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

マサチューセッツ大学ボストン校
2018年3月号 政策学部 K.I

余暇の過ごし方

基本的にボストンには何でもあるので、寒ささえなんとかなれば、暇つぶしにおいて苦労する事はほとんどないと思います。これはUmass Boston に交換留学するメリットの一つと言えるでしょう。そのため、する事が無くて暇だなという時は、とりあえず服を着込んで外に出てみれば、何かしら面白い事に出会えるでしょう。

例えば、ボストンコモンと呼ばれる大きな公園では、ほぼ毎週末イベントが行われています。そのすぐ横にはチャイナタウン、少し進むとイタリアタウンもあるので、覗いてみると楽しいと思います。チャールズリバーと呼ばれる橋の周辺も、暖かい時は多くの人々が日向ぼっこに訪れます。ゆっくり気持ちよく休日を過ごしたい人におすすめです。

九月、十月は、紅葉がとても綺麗で、Uverという安めのタクシーに乗ってNew Hampshireまでハイキングに行くのも楽しいです。

冬になると、アイススケートなども楽しめます。ボストンコモンにスケート場が開かれる他、大学内のクラブ用スケート場が、一般学生向けに開かれる事もあります。

少し高くなりますが、スポーツ観戦のチャンスもたくさんあります。有名どころでいうと、野球、バスケットボール、アメリカンフットボール。他にもアイスホッケーなどが人気です。コンサート場も市内にある為、海外アーティストのライブが、ここで頻繁に行われています。

勉強する場合、大学内でもできますが、Boston public libraryもおすすめです。建物内はとても広く静かで、内装が美術館のようになっています。そのおしゃれさから学生にとても人気で、週末は座る席が無くなるほどです。

勉強などで忙しくなると思いますが、時間をつくって出掛けてみてください。

 

留学生活について

残りの留学生活が一か月と少しとなった今、自分の英語を話す上での気持ちの変化を振り返ってみます。

来たばかりの三か月ほどの間は、正直、楽しかった記憶はあまりありません。分かってはいましたが、授業の課題は多く、英語での会話もままならない為、精神的な疲れは相当なものでした。私の日本での学生生活は、授業内、外問わずだらけきったもので、週末以外勉強しなえればいけない、というアメリカの大学生の常識についていくのは、大変なストレスでした(個人差があります)。

英語での会話において、ネイティブと話すのが一番と言いますが、僕の場合は、ネイティブと一緒にいる時間は多くつくれたものの、会話が早すぎてついていけず、話が分からなくなり、景色を楽しみ始めるというパターンが何度もあり、喋る機会が多いとは言えませんでした。日本でいうコンビニの前で時間をつぶす学生達の間に、しゃべれない外国人が混ざってきたような感覚です。それは、僕の性格や会話力、リスニング力に問題がある為でしたが、そういった消極的だった姿勢の変化は、ネイティブではなく、国際留学生と話した時に訪れました。彼らの他愛もない、思った事はなんでも、とりあえず発信するというスタンスは、ネイティブとの会話の中で、無意識に上げていた僕の発言のハードルを、下げてもいいと思わせてくれるものでした。それから僕は、なんでもとりあえず頭にあるものを口に出してみるよう心がけるようになり、その結果、会話の回数は増え、気付かなかった英語の間違いや、発音の違いに気づけるようになりました。そしてそれは、英語力の成長に繋がっただけでなく、会話に対する自信の向上にも繋がっていきました。

自信の無さから萎縮してしまい、話す機会を失っていく事はあるかもしれません。しかしながら向こうも人であり、理解しようとしてくれる人はたくさんいます。たくさん友達をつくる事が必ずしも正しい道でなく、そのような姿勢で常に話を聞いてくれる親友が一人できる事も、道だと思います。良い事、良くない事はたくさんあります。しかしその中で、他人との比較にとらわれず、自分にあった方法を見つけて留学生活を楽しむ事が大切だなと今は強く思います。