カルチャーショックについて
日本との文化の違いは、所々で感じます。とりわけサービスは、やはり日本の方が質が高いと思います。バスなどの運転が非常に荒いこと、最近はクーラーがついていなくて暑く感じることがあります。健常者はあまり気にならないと思いますが、年配の人たちや障がいを持つ人たちは、スロバキアのバスにとても困っているように感じます。もしもスロバキアの質のバスを日本で提供したら、クレームが多すぎておそらく倒産します。他にもスーパーで売っている野菜や果物で、傷物の商品が普通に並んでいます。これもまた日本であれば、絶対に店頭に並ばないくらいの低品質なものだと思います。自動販売機も技術力が低いのか、冷たい飲み物は売っているのですが、日本にように暖かい飲み物はありません。やはり日本の方が発展していると、サービスの質から感じることができます。
ビザについて
海外で長期留学をするには、ビザが必要になります。申請は出国前に東京のスロバキア大使館でしなければなりません。スロバキアにきてから申請することも可能ですが、絶対に日本で手続きを済ませた方が良いです。以下がビザ申請に必要なものです。
1 記入済みの滞在許可申請書
スロバキア大使館の担当の人にメールをすれば、データをもらえるので自分で印刷して記入します。事前に記入してはいけない箇所があるので詳細は大使館の人に訊いてください。
2 パスポート(滞在予定日数+3ヶ月の有効期限が必要)
3 カラー写真2枚(サイズ: 横3 ×縦 3.5cm)
申請書に貼らずに大使館に持ち込む
4 発行日から90日以内の下記書類
a 入学許可証
日本の大学のコーディネーターに依頼すれば、コメニウス大のコーディネーターを通じて、日本に郵便で届けてもらえます。ここで注意をしなければならないのは、発行日から90日以内でないと書類の効力が失われます。大使館に申請にいく際に書類の有効期限が過ぎないように気をつけてください。
b 犯罪経歴書
自分が住民登録をしている都道府県の警察から、発行してもらえます。都道府県によって異なりますが、本人が直接指定の場所に申請に行き、本人が受け取る必要があります。申請から1〜2週間くらいで受理できると思います。(90日の有効期限あり)。受け取った封筒は絶対に封を切ってはいけません。開けた場合は無効です。
そして、受け取った犯罪経歴書にはアポスティーユという公印が必要です。アポスティーユを取得するためには大都市(東京, 大阪, たぶん九州)にある外務省に申請しなければなりません。郵送での申請か、直接出向いて申請ができます。それほど受け取るまで時間はかかりません。申請方法によって異なりますが、早くて数日、遅くても1〜2週間くらいには家に届くと思います(郵便パックは開けてもいいですが、封筒の封は切らないように)。
c 海外の犯罪経歴書 (申請日前3年以内に、6ヶ月の期間内に連続して90日以上海外に住んでいた人のみ)
これが、ずば抜けてめんどくさい書類です。正直他の書類は簡単に入手できますが、これだけはとても時間がかかります。
国によって異なりますが、イギリスの場合は、インターネットで申請をして郵送されて日本に届きます。申請のために必要な書類が多いので気をつけてください。この書類にもアポスティーユが必要なので、イギリスの機関に申請をして、郵送でイギリスに送り返します。そして、またアポスティーユ付きで送り返されてきます。合計で1〜2ヶ月くらいかかります。しかもこの書類も90日の有効期限付きです。(スロバキア語への翻訳も必要なのですが、結局、大使館で領事の人が翻訳してくれたと思います。大使館職員の人は事前に翻訳が必要と言いますが、おそらく無駄なことをしたと思います。)
d 寮の受け入れ通知 (龍大の場合は、入学許可書と一緒にもらえます)
e 英文の銀行残高証明書
最低額、滞在1年未満 €199.48/月、滞在1年以上 370.38€/月
金融機関の印鑑をしっかりと押してもらうように
(この情報はできるだけ間違いがないように書きましたが、ミスや変更があるかもしれないので、参考程度にしてください)