まだ大学の授業では大きな試験を受けていないので、語学学校の試験について紹介したいと思います。
私は語学学校の夏期集中コースに9月から通っていました。夏期集中コースの終わりにテストがあり、その試験に合格すると次の秋学期からのコースを一つ上のレベルで受講することが出来ます。
語学学校では先生によって評価の仕方に多少バラツキがある様です。夏期集中コースの時私のクラスは最後のテストのみの評価でした。私はA2レベルからの受講だったということもあるのかもしれませんが、テストの内容は文法の記述と簡単な作文のみでした。受けている授業の内容を把握していれば全く問題はないです。半分の5ポイント以上を取れば合格ということもあり、皆次のレベルに進んでいました。テストよりも文法事項をスペイン語で聞き、理解していくことやエラスムスの生徒に混じって自分の意見を述べたりする方が大変だと思います。
秋学期からは次のレベルのB1を受講しています。6グループ程時間と曜日によって別れているので、大学の時間割との兼ね合いで選ぶと良いと思います。週に2回×2時間j授業があり、10月〜2月まで割と休みなく授業があります。バレンシア大学の生徒は65ユーロでこの授業を受けられるので、かなり価値があると思います。秋学期の先生はスペイン人らしくなくきっちりした人でテストや出席の評価、アカデミックカレンダーを配布してくれました。この学期内で4回テストがあります。単語の活用、オーラル、読解・作文・リスニング、最終の文法の筆記テストです。単語の活用のテストは思っていたよりも簡単なものでした。日本人にとってあまり問題のないタイプのテストだと思います。オーラルのテストですが、これが大変でした。5〜10分皆の前でプレゼンテーションする形式なのですが、これだけの長さの原稿を準備するのがまず大変です。私は日本の服の歴史をテーマに選びました。原稿を準備する上で気をつけたことは、あまり難しい単語を使わない様にしたことです。自分でも覚えなければいけないので、難しい単語を使うと苦労するということもあります。それに、エラスムスの生徒はアジア圏の生徒よりもはるかに話せるとはいえ、難しい単語は知らない事が多いので理解してもらうためには難しいことばを使うのは望ましくないと思います。パソコンを持ち込んで写真などを見てもらいながらプレゼンしました。皆興味を持って聞いてくれました。まぁまぁの成功だったと思います。2つのテストしか終わっていないので、機会があれば他のテストについても紹介したいと思っています。
私自身、幸い危ない目にはまだあっていませんし、特に危険を感じたこともありません。しかし、同じ寮に住んでいる日本人学生は首絞め強盗にあったり、置き引きにあったり実害が出ています。例年はその様なことはないと聞いていたので景気が悪くなっているからかなぁと思います。
首絞め強盗が発生した場所は、大学の最初のオリエンテーションの時に配布されていた危険なエリアを一覧にしたプリントにのっていた場所でした。やはり人通りの少ない場所で、偏見になってしまうかもしれませんが、中南米の人や黒人がたむろっている地域です。犯人はその男子学生がiPhoneをポケットに入れているのを見かけ、「それくれよ」と声を掛けて来たそうです。もちろん無視をして歩いていたそうですが、人通りがなくなった瞬間を見計らって首を絞められたそうです。犯人の腕を思いっきり噛んで走って逃げたそうです。時間も2〜3時で男の子が被害に遭っているので自分も改めて気をつけなければいけないなと思いました。
その後首絞め強盗の犯人は捕まった様です。街中でも警察がよくパトロールしている所を見かけますし、少人数でも人が集まる様な所では必ず警察がいます。バレンシアは基本的に安全な街です。自分の荷物は体から離さない・危ないと言われている所には近づかない・人通りの少ない所は避ける・スキを見せない、などちょっとした所に気を配れば安全に過ごせます。スペインでは誰でも気さくに声を掛けてくれますし、色々な人と話をするのも楽しみの一つだと思います。必要以上に警戒心を持つ必要はないですが、身の安全には気を配ることを忘れてはいけないなと思います。こちらに来て3ヶ月が経ちました。そろそろ良い意味でも悪い意味でも慣れが出て来ている時期です。今後の生活を楽しいものにするためにも色んなことに気をつけていきたいと思います。