授業紹介
私は現在7つの授業を取っています。
1) Polish for Foreigners, 2) Competitive Strategies, 3) International Marketing, 4) World Economy, 5) Accounting, 6) Macroeconomics 1, 7) Basics of Law
授業自体は7つですが、Polish for Foreignersが月曜と木曜の週2回授業で、Macroeconomics 1の授業が300分授業なので、実質9つ分の時間数の授業を取っています
授業の評価に関しては、プレゼンテーションの内容や中間テスト、ファイナルテストによる評価が主だと思います。いくつか中間テストを受けましたが、内容はシンプルながら論述が難しいように感じました。評価方法や授業の難易度はもちろん授業や先生に依りますが、わからないことをそのままにしていると簡単に躓きます。
ワルシャワ経済大学は経済大学ではありますが、そこから派生して様々な分野の授業があります。AccountingやMarketingの授業を取りながら、マクロ経済や経営戦略の授業などを取れるのは本当に面白いと思います。経済大学でありながら、経済以外にも様々な分野の授業を取れるのは、この大学の大きな魅力だと思います。
これらの授業を取った理由は、私がこの大学を留学先に選んだ理由が大きく関わっています。私は経済学に関する背景知識がありませんが、知らないことや、自分にとって新しいことを学びたかったので、この大学を選びました。よって、今期は自分にとって知らない分野の授業だけを取りました。自分の知らない分野を深く学べるのは将来の自分の為にもなりますし、勉強嫌いな自分ではありますが、とてもワクワクしながら新たな知識を沢山吸収しています。授業内容は難しいものが多く、フォローするのが非常に大変ですが、新しいことを学べる喜びをモチベーションにしながら日々学習しています。
改めて考えさせられた11月
今月は様々なことを考えさせられる月でした。その理由として、2つ大きな要因があります。
11月の初めに、All Saints Dayによる4連休があり、その中でアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所に訪れました。アウシュヴィッツ強制収容所はナチス政権下のドイツによりホロコーストが行われた場所の一つで、この強制収容所では少なくとも110万人もの人がなくなりました。その場所は現在、博物館となっており無料で訪れることができます。信じられないほど大量の遺品や、山になるほど大量の女性の遺髪など、衝撃的な展示が数多くあります。未だかつてないほど複雑な感情を抱えたと同時に、悲惨な歴史の事実をダイレクトに感じました。世界中の人々が人生で一度は絶対に訪れるべき場所だと強く思いました。もしこの大学に留学するチャンスがあるならば、絶対に訪れるべき場所だと思います。
2つ目は、11/11についてです。日本の大学生の間ではポッキーの日としてよく知られているこの日ですが、ポーランドでは100周年の独立記念日でした。今年の11/11は日曜日にあたるため、今年は特例で翌日の月曜日も祝日となりました。当日はほとんどのお店が閉まり、ワルシャワ市内では20万人以上が参加するパレードが行われました。パレードの参加人数が毎年増加し続けているのと同時に、極右団体もパレードに参加しており、発煙筒を焚く人が多くみられるなど、パレードは年々激しさを増しています。ポーランド人からすれば私は外国人の一人ですので、その日はできれば外出しないように勧められました。
私は当日ロンドンでサッカーのプレミアリーグの試合を観戦しに行っていましたので、幸いそのようなパレードの影響は避けられました。ちなみにイギリスでは11/11はRemembrance Day (Poppy Day)として知られています。第一次世界大戦の終戦を記念するこの日には、街中でポピーの花のバッジを着けている人が沢山見られ、サッカースタジアムでもキックオフ前には2分間程黙祷が行われました。アウシュヴィッツに行ってから一週間くらいでしたので、2分間の長い黙祷の間に、戦争で亡くなった世界中の人に対して心から追悼し、戦争と平和について深く考えさせられました。
<アウシュヴィッツで実際に銃殺による虐殺で使用された壁>
<機械的な大量虐殺が行われたビルケナウ強制収容所>
<ロンドン塔と第一次世界大戦の犠牲者を追悼する約1万の灯火>