現地の学生・友人について
メキシコの学生は龍谷大学の学生よりも授業中に発言を良くします。また、宿題や課題が非常に多いので、常にそれに追われているように感じました。しかし、全員が真面目に勉強しているわけではなく授業をさぼる学生も普通にいます。これはどの国でもあまり変わらないのかなと思いました。
言語学部は非常に友達を作りやすい環境です。誕生日を祝ってくれたり、家に招待してくれたり、色んな場所にも連れて行ってくれます。その反面、パーティーの参加費を日本人だけ多く要求されたり、計画性のなさに振り回されたりすることがあります。基本的には良い人ばかりですが、メキシコ人との金銭的なやり取りは絶対に避けたほうがいいです。彼らはお金を借りても、お金を返してくれと言われないと返そうとしません。また、言っても「今はこれだけしか持ってないからまた後で」と言われ、全額返してもらうまで会うたびに言わなければいけないので面倒くさいです。メキシコ人は「日本人はお金を持っている」という認識を持っていることが多いので、金銭面は気をつけてください。
悪い面ばかり書きましたが、友達の大半はとても陽気で親切です。彼らに出会えて本当に良かったと思います。留学すれば必ずメキシコ人の友達が出来るので、心配する必要はありません。
言語学部以外の学生との友達を作るのは少し難しい印象があります。授業で会えば話しますが、出かけるぐらい仲の良い友達は私にはいません。最初の学期はメキシコに慣れる意味も踏まえて、言語学部で勉強した方がいいのかなと思います。
海外保険について
私はキューバへ旅行に行った際に、携帯を盗まれてしまいました。何か物を盗まれたりしたときにパニックにならないために、ここに何をするべきか簡単な情報を残しておきます。
交換留学では龍谷大学の指定する海外保険に必ず入る必要があります。また、留学に行く直前に保険の説明会や保険の書類をもらうので、いざという時のためにもしっかり理解しておいた方がいいです。
また、保険の契約や会社によって、内容などが変わるので、ここで書いたことはあくまでも私の場合であることを覚えておいてください。
まず、モノが無くなり、それが自分の過失ではない時に保険金は請求できます。すぐにそのモノを無くした時の状況(リュックは前に抱えていたなど出来るだけ詳しく)、時間、場所、紛失物の型番など分かる情報を忘れないためにすぐにメモした方がいいです。
後日、現地の警察署に行き、被害届を出したいと伝え、職員の指示に従います。この時に先述した情報やパスポート情報を求められることになります。
すぐに保険会社に電話してもいいですが、メキシコに帰国してから手続きしても全然大丈夫でした。カンクンにオフィスがあるので、そこに電話すれば日本人の方が対応してくださるので、その方の指示に従ってください。私の場合は携帯の盗難のため、「海外旅行保険金請求書」、「事故証明書(警察が発行してくれます)」、「購入時の価格・購入先を示す書類(レシート)」、「パスポートのコピー」をカンクンの事務所へ送る必要がありました。私はメキシコで携帯を買ったので、いざという時のためにレシートを保存していました。高額な買い物をした際にはレシートを保存しておいた方が良いです。
封筒は「papelería」に売っています。封筒に必要書類を入れ、カンクンの事務所に送りますが、メキシコ郵便はまともに機能していないので、「Fedex」などの民間の宅配業者を利用してください。200ペソほどで非常に高かったです。
あとは1か月ほどすれば、保険会社から電話があり、無事に保険金が下りると思います。アメリカなど見知らぬ番号から来るので、保険を請求した際にはこのような番号は無視しない方がいいです。保険会社の方たちは非常に親切なので、何か起きた際に保険が下りるかもと思った時にはぜひ相談してください。