〇授業紹介、試験について
前期は合計7つの授業を登録しました。所属している人文学部から5つ、教育学部から1つ、学部外の選択型の語学からスロバキア語の授業を取りました。
・Slovak Course(スロバキア語の基礎を学ぶ、単語、動詞、簡単な日常会話、自己紹介等)
〔試験〕短期の2ヶ月のコース、筆記のFinal Test
初心者向けの短期の2ヶ月のコースです。先生が1から優しく教えてくれます。スロバキア語専攻以外の留学生が受講可ですがスラブ系の国出身の人は母国語と似ているためレベルが高かったです。この授業では、スロバキア語で挨拶や自己紹介の仕方も学べます。スロバキアに住む以上、学ぶ価値があると思います。是非受講してみてください。
・English Phraseology(英語学の授業、英語のコロケーションやイディオムについて学ぶ)
〔試験〕筆記中間テスト1回、期末テスト1回、theoreticalテスト
最初に50ページほどのテキストが配られます。講義式の授業です。英語のことわざやスラングを学ぶことができます。テストはすべてテキストから出題されました。中間期末テストはテキストの問題と同じような内容が出題されましたが、もう1つのtheoretical テストはイディオムやコロケーションの理論を説明する記述式のテストです。コロケーションやイディオムの定義について英語で記述しました。
・The Economic Policies of the European Union(EUの経済のしくみをスロバキア中心に学ぶ)
〔試験〕筆記Final Test
EU経済のしくみについて学ぶ授業です。EU経済の歴史や、問題点等を学ぶのですが、授業で使われる単語や条約をもちろんすべて英語で学びますから、初めて習う単語が多々あり内容理解に少し苦労しました。日本の学生は自国の経済・政治についてあまり深く話しませんが、EU国内の学生はしっかりと自分の意見を持っています。一緒に授業をうける中で、スロバキア人たちの経済に対する知識の多さに驚かされました。
・Government and Polities in the USA(アメリカの政治のしくみを学ぶ)
〔試験〕毎週簡単な10問online test、onlineでFinal Test(short report、some quiz)
・Early Modern Slovak History(近世スロバキアとその周辺国の歴史、つながりについて学ぶ)
〔試験〕筆記Final Test
・European Folklore studies(東欧国の民族学)
〔試験〕プレゼン1回、筆記Final Test
ヨーロッパの民俗学について学ぶ授業です。こちらも講義形式です。プレゼンテーションの内容は文化や歴史、宗教等に関わるものはなんでもよく、私は日本の宗教行事について発表しました。
・The Unwritten Rules in Slovakia(スロバキアの文化を知る授業)
〔試験〕プレゼン1回、期末レポート(2500字)
試験期間は、大学のスケジュール上、5月中旬から6月末までです。(留学生は6月上旬ごろに終了していましたが。)テストが終わると、帰国ラッシュが始まります。最後に近隣のヨーロッパ国内を旅行してから自分の国に帰る人もいます。5月は学校のテストやお別れパーティとスケジュールが空くことがほぼありませんでしたが、毎日充実した日を過ごすことができました。夏休みは約2ヶ月半あり、その後9月中旬に新しい留学生が入ってくる予定です。。コメンスキー大学のテスト方式は日本の大学とは少し違い面白いです。期末テストは各授業1回ではなく、3,4回受けることができます。つまり、複数テスト日が決められていて自分の都合の良い日に受けることができます。1度不合格になってもまた違う日に(日があれば)もう1度受けることもできます。でもこのシステムを決めるのは先生ですので、1回で終了するテストもありました。
↓3日間、寮内で野外ロックフェスが行われました。ビールを片手にスロバキア人のロックバンドの生ライブを聞きました。