カルチャーショックについて
留学期間も9ヶ月ほどたち、こちらの生活が当たり前になってしまい、当初感じていた新鮮味や、困惑していた違いもそれほど気にならなくなってしまいました。なので、何が自分にとってカルチャーショックだったのかを書くのは今となっては難しいです。カルチャーショックというよりは、日本にいた時に抱いていた海外(欧米圏)に対するイメージで、実際にこちらに来てからイメージ通りではないなと感じたことをここで書きたいと思います。
日本にいた時は、自身がアジア人、特に英語を喋るイメージが薄い日本人であることにコンプレックスを感じていました。さらに、そのことで人種差別を受けるのではないかと思っていました。実際は、確かに、喋りかけたり、自分から行動しない限りは向こうから興味を示してくれることは少なかったですし、たまに、オランダでだけではありませんがアジア人に対する軽いからかいを受けることはありましたが、基本的に差別らしい差別はありませんでしたし、友達になりさえすれば、人種など特に気にせず、一緒に遊んだり、冗談を言って笑いあったりと楽しい日々でした。中には、僕のことを兄弟のように気にかけてくれる友達もいて、その友達はすでに帰国しているのですが、それでもなお、How’re you doing, brother. とメッセージをくれます。
今となっては人種の違いなんて特に問題ではないんだなと思います。それに、多種多様な人種の中で生きていくことはとても面白いことですし、良くも悪くも、いろんな影響を受けて人間的に出来上がっていくのだろうと思いました。
オランダ人ってこんな人
次に僕の周りにいるオランダ人がどういう人達なのかを紹介したいと思います。オランダ人にも色々いますので、一概にこれがオランダ人とは言えませんが、基本的に僕のオランダ人に対するイメージは、時間にルーズで、身長が高く、議論好きで、冗談好き、お酒も大好きで、パーティー好き、そして、まるで歌っているように、リズミカルに英語とオランダ語を喋ります。そして英語力はかなり高いです。僕以外オランダ人という場であったとしても、僕のために英語で話をしてくれて、オランダ人同士でも英語で、まるで英語ネイティブかのように流暢に話します。
オランダ人は、基本的にとてもフレンドリーで、相手の気持ちを汲み取る技術に長けていると思います。僕のオランダ人のとても仲良しな友達は、時に、特にこちらから、こうしてほしいと言ってなくても僕が一番褒めて欲しい部分を褒めてくれたり、求めている時に慰めてくれたりしてくれました。そして、いつもTake careやBe safe、Message me when you get to Japanなどと言って僕のことを心配してくれます。さらに、いつもYuuto, Yuuto, Yuuto, Look at thisなどと言っておかしなことをして笑わせてくれます。
オランダ人は、もちろん良いところばかりではなく、待ち合わせの時間に遅れてきたり、たまにめんどうくさいなと感じることもありますが、とても優しく、面白く、僕にとって最高の友達です。