*授業について*
今学期に取っているLinguistics(言語学)の中でもSemantics(意味論)のクラスについて書きたいと思います。簡単にいうと、同じ一文でも話し手が文の中で伝えようとしていることと、その文自体が伝える意味は違います。それを基本に、もっと深くまで掘り下げるという内容です。
毎週火曜日に、先週習ったところについてのディスカッションがあります。やはりこの時に思うのが、相手の意見を聴き、なおかつ自分の考えをすばやく英語にして伝えるのが本当に難しいということです。半年間こちらで過ごし、少なくとも来た時より、会話はできるようになっていると思います。しかし、こういったディスカッションの場では、まだほとんど聞いているだけです。会話面での英語力は向上していようと、実用面での英語力は必ずしも向上するとは言えないです。このクラスは少人数のクラスですが、全員が自分の意見を言っているわけではありません。だからといって自分も言わなくていいと考えるのは、少し違うかなと思います。転がっているチャンスを見逃さないように、食らいつく気持ちで授業に臨みます。それと、授業選びの時には、もちろん自分のしたいことを優先します。しかし、同じ授業でたくさんのセクションに分かれている授業がたまにあります。そういう時は、前にその授業を取っていた友達などに、教授のことを聴いたりできればよいと思います。実は、このクラスの教授が、すごく厳しいと言われていて、テストもとても複雑だという噂です。案の定、midterm(中間テスト)で、その実態がしっかり見えました。「教授」という観点から授業を選ぶのも大切だということです。
*余暇の過ごし方について*
前期と後期で、平日の時間の使い方が大きく変わったなと感じています。
前期は、毎日朝早く(8時~、10時~)から授業があり、月、水、金は11時、ほかの日は遅くとも午後2時までには全ての授業が終わっていました。なので、授業が終わってから、主に図書館で勉強、そしてジムでトレーニング、友達とお出かけ、自分の自由な時間がたくさんありました。しかし、後期は昼からの授業が多くなり、朝早く起きる必要がなくなりました。やはり人間は起きなくてもいいとなると、11時や12時まで寝てしまうことや、夜中まで起きるなど、生活リズムが狂うようなことをしてしまいます。かといって、夜中に勉強していたわけでもありません。それが中だるみと重なり、ずるずると1か月ぐらい続きました。ここ最近の1か月は生活習慣を見直し、元の生活に戻すことができました。僕は、朝早くから授業を取ることをお勧めします。そして、大きく変わったところがもう一つ。前期は英語を読む書く時間が多かった気がします、予習のためのリーディングや、歴史系の授業が多かったのでterm paper(レポート)がたくさんありました。後期は英語を話す聴く時間が圧倒的に増えています。授業の関係もありますが、友達と過ごす時間が増えたということでしょう。最近自分の時間が減ったなと感じていましたが、なにより友達と過ごす何気ない時間が、本当に素敵だなと残り二か月になり、改めて思いました。これからは早起きして、自分の時間を作ろうと思います。
*英語力について*
英語力を伸ばすためなら留学?留学に行って本当に英語力って伸びるの?というような会話はよくあると思います。留学を控えているみなさんも、気になるところではないでしょうか?では実際どうなのか、半年カナダで過ごしてみて、自分の英語にどう変化があったのか?
リスニング面、簡単に言えば、こちらは長くいればいるほど、上達していくのではないかと思います。そう思うのも、僕はこっちにきたばかりのとき、本当に相手の言っていることがわかりませんでした。僕は日本にいるとき、洋楽を少し聴くぐらいで、ほかで英語に触れる機会はほとんどありませんでした。今では笑い話ですが、こちらの友達にも「会った最初は、ほとんど会話できなかったよね。」など言われています。(笑) そして、スピーキング面。こちらは先ほどのクラスの話で書きましたが、会話がある程度できるようになっても、それがディスカッションの場で生きることは、必ずしもあるとは言えないでしょう。というのも、会話といっても様々で、キャンパス内でたまに会う友達と交わす会話は、基本的に定型化されているような気がします。最近どうだった?テストどう?など同じような会話をいろんな人とします。その一方、仲の良い友達とは色々な話をしていますが、それでもディスカッションほどの会話をすることは、なかなか無いのではないかと思います。いざそういう場面になっても、自分の考えを端的に、そして自分の知っている単語の中から組み立てるのは簡単ではありません。ここは自分の努力次第で大きく変わるだろうと思います。