<カルチャーショックについて>
皆さんすごくお喋りで、コミュニケーションをとることをすごく大事にする文化だと感じました。道を歩いているだけで「ハロー」や「コンニチハ」など、たくさんの人に声をかけられます(JICAで来られてる方がたくさんいるからなのか、日本語を喋れる方が多かったです)。日本では見知らぬ人に声をかけるなんて中々ないことです。私が日本人だからという理由もあるでしょうが、現地の人同士でも出会う度に他愛もない話をされています。そのため、中々前へ歩くことができません(笑)。また、電話をものすごく頻繁に使用しています。驚いたのは大事な話をしてる最中でも、かかってきた電話にはでることです。それも頻繁にかかってくるので中々話が進みません。歩くことも会話も大変です。ですが、そのような人情味のあるところはすごく良いなと思いました。
インフラが整っていない現状には驚かされました。ある程度覚悟はできていましたが、週3〜4日で停電する日があることは予想外でした。水道水はたまに供給されないことがありますし、道路は都市部とその周りを除いてデコボコ道で、酔いやすい私にとってはすごく大変でした。クレーターみたいな穴を避けながら運転しているイメージです。ここで生活していると、日本のインフラが素晴らしいことを実感します。大学を卒業してからは、特に水問題を解決するような分析機器メーカーに就職する予定です。この留学経験を生かし、将来的に発展途上国でのインフラ問題を改善するような働きをしたいと、強く思うようになりました。
貧しい国ではありますので、お金を要求されることは度々ありました。特に子供達から「Give me money」と言われるのは反応に困りました。ストレートにお願いしすぎですよね(苦笑)。「Footballの試合があってそのためにお金を援助してくれ」、「両親がいなくて食事をするお金がない」など、本当かどうかわからない理由でお金を要求されることもありましたが、「日本で当たり前にできていることを、ここの子達はできていないのか」と思うと胸が締め付けられる思いでした。私も学生でしたし、少しお金を渡したところで根本的な問題は解決することはないと判断したので、お金を渡したことはありませんでした。
<日本から持ってきてよかった物>
「懐中電灯」ですね。マラウイでは週に3、4回は停電するので必須です。日本製の強力なライトはすごく助かりました。ハンドタイプのものよりも、ヘッドライトや机の上などに立てることができる物をオススメします。後は「小さめの財布」を複数持っていかれた方が良いです。数十万円をクワッチャ(マラウイの通貨)に両替するだけで、ものすごい数の紙幣になります。私は現地の空港で40万円ほどを両替しましたが、1000枚以上の紙幣で返ってきました。札束を持って金持ち気分を味わえるのは楽しいですが、何か支払いをする際に大金を見せてしまうのはとても危ないので、小さめの財布で小分けにしておいた方がいいです。クレッジットカードを使える場所も少ないですし、ATMは電気が繋がっていなかったり、下ろした後に襲われたりすることもあるらしいので、基本は現金を持ち歩くスタイルになると思います。
日本から持ってきたらよかったなと思う物も一つ挙げておきます。それは、サッカーのユニフォームです(特にプレミア・リーグのチーム)。Footballがすごく人気なスポーツなので、着ているだけで話が弾むと思いますよ。