Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アサンプション大学
2012年6月号 国際文化学部 Y.T

 

Ⅰオリエンテーションについて

私たちは3月から始まるIntensive Englishに受講するために、オリエンテーションはこちらに来てから3月に1回、6月に一回と2度行われました。3月のオリエンテーションでは、特別にアサンプション大学の国際部の先生に大学の施設や歴史、レクリエーションなど様々な情報を提供していただきました。また、昼食にはキャンパス近くにあるタイ料理のレストランにも連れていってもらいました。とても手厚くケアしていただいたことを覚えています。一番印象に残ったのがキャンパス見学です。2つあるキャンパスのうちのひとつ、Huamakキャンパスを案内していただき、アサンプション大学のコンセプト、建物の名前の由来などを教えていただきました。

2度目のオリエンテーションは交換留学生のための学校紹介オリエンテーションでした。交換留学生のほとんどがドイツ、オランダ、ロシアからの交換留学生で、みんな非常にフレンドリーでいい雰囲気でオリエンテーションが進みました。国際部の先生に、学校生活、タイでの生活についてのアドバイスをいただきました。このオリエンテーションで、学校の歴史や仕組みが分かり、国際部やほかの交換留学生との深い関わりを持つことができ、とてもいいオリエンテーションだったと思います。

 

Ⅱ環境について

大学については私の通っている ABAC Suvarnabhumi Campusを紹介します。学校内は、寮、コンビニ、レストラン街、フィットネス、プール、サウナ、図書館などがあり、非常に充実しています。寮にあるカフェやスタディルームに行くといつも学生が集いみんなで勉強をしています。また、この大学は西洋と東洋の融合をコンセプトにしており、非常にオリエンタルなタイ式のお寺と、まるで西洋の大聖堂のような建物が立っており、自分が今タイにいる事を忘れてしまうような新鮮な気分になります。

街については、バンコクは非常に国際的な都市で、電車に乗れば必ずと言っていいほどタイ人以外の外国人に巡り会います。また、タイに居住する日本人の方もたくさんいらっしゃるので、一歩足を踏み入れたらまるで日本にいる感覚になるような場所もあります。タイでは今日本食がブームなのであちらこちらで日本資本のレストランを見かけます。また、街の中心街は日本の繁華街と変わらないくらいに栄えていて、ハイソな人たちが集い、ショッピングを楽しんでいます。しかし、その反面たくさんの物乞いにも巡り会いました。足が無くて歩けない人、顔中瘤だらけで目が見えない人等、貧富の差を日本以上に感じました。

タイの住居の特徴はとても風通しがよくなっていることです。玄関をあけるとそこはもう大広間で家族が集う部屋となっています。お風呂は基本的にトイレと一緒で、トイレには必ずシャワーがついています。また、タイでは食事を外で済ます人が多いことから、台所が無い家もあります。

 

Ⅲタイの人々

タイには、日本では見かけない一風変わった人がたくさんいます。

一つは、たくさんの性別が存在することです。男性、女性、レディボーイ(男性から女性になった人)、トムボーイ(女性から男性になった人)等いろいろです。セクシャリティも多様で、ヘテロセクシャル以外にも、ゲイ、バイの人達いて、それをさらけ出して生活しています。タイではセクシャリティに関することは自由である雰囲気がでていて、街中を歩いていても平然と手をつなぐゲイカップル、トムボーイとレディボーイのカップル等を見かけます。

タイの人々はみんな非常に人懐っこく、気が長いです。大学等で話す機会があるとすぐに打ち解け合い、いつも面白い話をしてくれたり、一緒にご飯を食べにいったりします。みんなとても親切なので、タイ語が分からないときも親切に教えてくれ、お節介なくらいに献身的に接してくれます。そして、何か問題事が起きても「マイペンライ」(大丈夫)を言って問題を解決します。どんな境遇に陥っても前向きなタイ人が非常にたくましいと感じました。遅刻して1時間待たせてしまっても「マイペンライ!」って言って許してくれた友達にはとてもびっくりしましたし、自分もこれだけ心が広くなればなと思います。また、タイの人々は、日本や韓国のことに強い関心を抱いており、去年起きた東日本大震災のことを深刻な面持ちで聞いてきたり、韓国のアーティストについて語ってくれたりします。