Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中央大学校
2017年11月号 国際学部 Y.N

◎カルチャーショックについて

日本の隣にある韓国では、日本との文化の違いなどで大きなショックを受けることがほとんどありませんでした。もしかしたら韓国に来たときはいろいろ感じたのかも知れませんが、この記事を書いているのが11月でもう環境にだいぶ慣れたからなのか、カルチャーショックを受けたことをあまり覚えていません。それぐらい日本人にとっては韓国はとても住みやすい国だと思います。ちょっとした違いなどは多々ありますが、住んでいくうちに慣れていくことがほとんどです。例えば、飲食店、特にレストランや食堂などで、日本では食事が終わっても話が盛り上がって長居することは普通ですが、韓国では食事を済ませるとお店をすぐ出る人が多いと感じました。そのため、人気のトッポッキ屋で前に12組ほど待っている時に行っても、待ち時間は20分ほどで韓国のご飯屋さんは日本に比べてお客さんの回転がとても速いと思いました。そして、お店を出たその足で近くのカフェに入ったりして、長居するパターンが多いです。いわゆるお口直しの二件目としてカフェを利用するということです。韓国にはあらゆるところにカフェがたくさんあり、調べなくても歩いていればどこかに必ずカフェがあります。私も友人とご飯に行ったときに、食べ終わると同時にお会計をする友人に少し切なくなったのを覚えています。このような文化はカフェ大国の韓国ならではの食事の文化だといえます。

 

◎韓国の自転車事情

韓国に来て思ったことは。街中や道で自転車を乗っている人をあまり見かけないということです。もちろんお店の前やコンビニなどにも駐輪場は無く、学生や会社員が自転車で通勤通学をしている姿など一度も見たことがありません。日本で毎日自転車で駅まで行っている私にとってはとても考えられませんでした。これは韓国は日本に比べてバスの交通網が発達しており、バスでどこでも行けちゃうからです。しかもバスにも主要な駅しか止まらない物から、すぐそこに次の停留場が見えているような細かく止まってくれるバスもあって、今日は疲れたから駅からバスに乗って帰ろうなんてこともできます。そこで、私は韓国に来てどうしても自転車で夜の漢江へ行ってみたかったので調べてみたところ、日本には無い大変便利なレンタルサービスを見つけました。『서울자전거 따릉이』というサイトで、ソウル市内の色々な場所に無人の駐輪場が設置されており、インターネットで1時間1000ウォン(日本円で100円ぐらい)からレンタルでき、今年の夏ごろに学校の正門にも出来て利用している学生をたくさん見かけます。このサイトの良いところは英語や日本語も対応しており、外国人でも簡単にレンタルが出来るところです。もう一つの良い点は、私は学校の正門でレンタルをして漢江に行ったのですが、その停留場から漢江までの道は狭くて走りずらいので、漢江から近い別の停留場に返しました。なんとこのサービスでは借りた場所ではなくてもソウル市内の停留所どこでも返すことが可能なのです。そのため、家の近くの停留場から学校までこのサービスを利用する学生が最近は増えつつあります。定期券もあるので学生などには嬉しいサービスだなと思いました。韓国を訪れた際はこのサービスを利用して漢江の美しい夜景を見に行くことをお勧めします。