◎授業紹介
私が今学期に受けている授業は5つあります。1つは教養科目の中の「中級韓国語」の授業です。この授業は留学生のための韓国語の授業です。そのためクラスのメンバーは多国籍です。人数は約20人ぐらいの小クラスなので、分からないことがあれば先生にその時その時に質問することができます。授業は英語と韓国語の混合で行われ、内容は主に中級レベルの文法です。ですが私はTOPIKなどの試験勉強を日本ですでに行っていたため、TOPIKの中級レベルぐらいと思っていたのですが実際はTOPIKの初級4級レベルの内容だったので少し簡単に感じました。ですが私のクラスの先生はライティングやリーディングよりスピーキングをメインに授業されるので、スピーキングが苦手な私にとってはとても為になる授業です。その他の4つは私が所属している学部の授業です。私は4つとも日本に関係する授業を受けています。そのため日本が好きで日本について勉強している韓国人の学生と友達になれるのでとても面白いです。授業の内容も日本についての内容のため理解しやすく、授業自体は韓国語で行われるので韓国語の勉強にもなります。私がその中でも一番好きな授業は「日本ドラマ」という授業です。この授業は日本のドラマを見て、そのドラマの台詞が書いてある教材を韓国語に翻訳していく授業です。韓国語の勉強をするにあたって、教科書の例文などは少し固い表現なので実際の会話では使いにくいのですが、ドラマの台詞は話し言葉なので授業で翻訳して覚えたものを実際の会話でも使えるのでとても役に立つと思いました。これからも授業で学んだことをどんどん実践していけたらと思います。
◎学園祭について
5月は大学の学園祭のシーズンです。日本と違って韓国ではあらゆる大学がこの時期に学園祭を開きます。もちろん中央大学でも三日間にわたって開催されました。普通日本では学園祭の日は授業が全くないのですが、韓国では学園祭の日も通常通り授業があります。しかし学部やサークル単位で模擬店などをするため、店番のために授業を休んでいた生徒が多くいました。それでも私がその日受けていた授業の教授は遅れて来た生徒に「売れてるか?」と聞いていて仕方がないという認識なのだと分かり面白いなと思いました。日本の大学の学園祭は夕方頃にはほとんど終わってしまいますが、韓国の大学の学園祭は深夜まで続きます。校内の何カ所かにテーブルと椅子がたくさん用意されそこでお酒を飲んだりします。これは屋台と呼ばれてそれぞれの学科の一年生が日替わりで店番をします。昼からも多くの学生たちが集まっていますが、夜になると人で溢れかえった状態でとてもにぎやかな雰囲気になります。また、日本の大学と同じように芸能人がゲストで来ます。大学内にステージが設けられ、人気のアイドルや歌手が来るときは学生はもちろん外部からも観客が観に訪れます。芸能人のステージは大学によって異なりますがだいたい8時頃なのですが、早い人はお昼からステージの前で待機していました。毎年人気の芸能人が来る大学はチケットを買わなければ入れないぐらい、ステージは学園祭の醍醐味と言えます。日本と違う点などがたくさんあって面白い経験ができました。