Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中央大学校
2022年5月号 国際学部 A. M.

《授業紹介》

 中央大学で私が受講している授業は3科目です。

①시사일어

②시민사회와 사회운동

③Contemporary Korean Popular Culture

 ①は日本の新聞記事などを取り上げ、日本語と韓国語の時事的な表現を学ぶアジア文化学部の授業です。シラバスには日本語での開講とされていましたが、実際の進行はほとんど韓国語です。受講者も大半が韓国人ですが、日本に興味があり日本語も上手な人が多いので、友達を作りやすいです。

中間テストは、授業中に用いた資料の内容がメインで、問題文を翻訳する形式でした。かなり範囲が広いので、聞き取れなかった部分や疑問点は授業ごとに解消しておいて、自分が分かりやすい翻訳ができるようにしておけば、ある程度の点数は取れると感じました。

 

 ②は私が所属している社会学部の授業です。学部生向けの授業のため、留学生は私以外におらず進行のスピードもとても速いです。私自身、挑戦の意味を込めて選んだため、他の授業より何倍も集中して受けないといけないので大変ではあります。しかし、日常会話では出てこない専門的な用語を知る機会になっています。

中間テストは、授業で取り上げられた社会学者の思想やキーワードを用いて論じるものでした。回答の分量もかなり多く、韓国人の学生でも苦戦しているように感じました。

 

 ③は留学生向けの韓国のメディア文化に関する授業です。韓国語が全くできない方も受講出来る、英語開講の授業です。ZOOMでの開講なので、オンライン留学をしてる人も受講しているようです。映像の資料をたくさん提供してくれるので、韓国の映画やドラマ、音楽の歴史に関して学ぶことが出来ます。

中間テストは、指定された日にオンライン上で公開される課題に対してレポートを作成し、その日のうちに提出するものでした。問題数は3問で、文字数の決まりもなく課題自体は難しいものではありませんでしたが、시사일어のテスト日と同じ日だったので、時間の面で少し大変でした。

 

校舎から見える景色    

 

《履修に関して》

 履修登録- 中央大学の2022年度前期の履修登録期間は大きく3回ありました。1月の後半に韓国語以外で行われる授業を登録する期間で、留学生のみが申請できるようです。2回目は2月の中旬に1日のみ設けられていました。この日は正規生も同じなので、人気の授業から埋まっていきます。3回目は授業が始まる週にあります。追加と削除を自由に行うことができました。気になる授業が多くあれば、1週目に1度受講して見てから決めればいいと思います。実際私は、内容に興味があっても教授の韓国語の話し方によって理解しにくいなどがあったので、ほとんどの授業を最後の履修登録期間に変更しました。

 時間割- 中央大学の時間割は2パターンあります。1つ目は50分授業の1時限目~12限目です。休み時間は10分です。2つ目は75分授業のA~Hです。こちらは15分間の休み時間があります。各授業がどちらのパターンなのかはシラバスで確認することができます。履修する授業によっては、教室移動が10分の休み時間ではかなりぎりぎりになってしまう可能性があります。履修登録の際は休み時間に留意する必要があると思います。

 

 私は今学期、就職活動を並行して行っているため、履修科目数は3個と少なめにしてます。周りの日本人学生に聞くと、多くの方が4、5個の授業を取っているようです。また、留学生向けの韓国語の授業を取っている方も多い印象です。

 時間割のオレンジ色の部分が上記の③Contemporary Korean Popular Culture、緑色の部分が①시사일어です。この2つの間の休み時間は10~15分と短めです。③の授業がオンライン開講のため寮で受けており、終わり次第校舎に移動します。15分もあれば余裕だと感じるかもしれませんが、実際はかなりタイトで毎週大急ぎで移動をしています。

 

 日本の大学でも専門的な内容を学ぶことは簡単ではないので、当然韓国で韓国語で授業を受けることは授業開始から約3か月経った今でも難しいです。特に国際学部から社会学部という、学部を超えた学びをしているので大変な部分が多いです。しかしその分、得られる学びも多いので後悔はしていないです。