Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中央大学校
2023年11月号 経済学部 M.M

《カルチャーショックについて》
 韓国は日本と近いだけあって似ているところが多いですが、違っているところももちろんあります。私は留学に行く前にも韓国に何回か旅行で行ったことがあったのですが、旅行と住むのは違うなと感じたことも多くあったので紹介します。

 まず、日本人が韓国に来て驚くことはトイレだと思います。韓国ではまだまだ下水道機能が整っていないのか、便器にそのままトイレットペーパーを流せない場所が多いです。「トイレットペーパーを便器に流さないで!詰まります!」とトイレのドアに張り紙があるところは、便器の横にゴミ箱があるのでそこに捨てなければいけません。街中の綺麗なスターバックスに行ってもその張り紙があり驚きました。旅行などではホテルや百貨店など綺麗なところに行く機会が多くあまり気になりませんが、長期間住んでみると本当にトイレットペーパーを流せないトイレが多いと感じます。今でも慣れません。

 韓国はキャッシュレス社会で、交通、食事、買い物すべてが現金を使わずに生活できます。韓国に来て外国人登録証が発行されたらまず銀行口座とキャッシュカードを作るのですが、その2つがあると本当に生活が便利になりました。友達と食事に行くと誰か1人がまとめて支払い、後から銀行アプリやカカオトークで送金します。また、韓国で作ったキャッシュカードは公共交通機関を利用する際に使うことができ、1ヶ月使った分が次の月に自動で引き落とされます。引き落とされる際に残高を残すよう注意する必要がありますがとても便利です。街中の屋台などではカード決済ができないところも多いですが代わりに振込先が貼ってあり、そこにアプリで送金して代金を支払うことができます。

 食事については美味しいものが多いので困らないと思っていましたが、思ったより苦戦しました。まず、コンビニで買える食べ物が日本と比べてクオリティが低いのと種類が多くありません。日本のようにおかずや丼ものなどはなくキンパやお弁当はありますが、日本のコンビニのクオリティを想像して食べると残念に思うかもしれません。スーパーにも日本のスーパーに置いてあるようなお惣菜などは無く、そうなると学食や外食または出前を取るしかちゃんと栄養を取る食事は出来ないと思います。円安も加わって食費が想像よりかかるため、日本からレトルト食品などを持ってくることをおすすめします。

《済州島旅行について》
 私は金曜日が全休なのでそれを利用して11月中旬に金曜日から日曜日の2泊3日で済州島に行って来ました。ソウルよりはましですが、それでも最低温度は2度ぐらいで寒かったです。金浦空港から飛行機に乗り1時間弱で到着しました。
 済州島は公共交通機関がソウルよりも発達していないため、レンタカーを借りることをおすすめします。今回私は運転免許がある友達と一緒に行きましたが、レンタカーを借りていなかったら時間ロスが大幅にできてもったいないと感じていたと思います。

 済州島で1番楽しかったことは、みかん狩りと牛島です。済州島はみかんが有名で、みかんを使ったジュースやケーキがカフェで多く見られます。冬に行ったのでみかん狩りをしている農場が多く、NAVERMAPでレビューが高いところに行きました。バケツいっぱいに入れて7000ウォンで、食べながらみかん狩りをすることができるのでお得だと思います。牛島は韓国語でウドという済州島の東に位置する小さな島です。済州島からフェリーに乗って10分ほどで着きます。事前に2人乗りの3輪電動車を予約していたのでそれに乗って島を回りました。小さな島なので40分もあれば1周できます。自転車やオートバイも借りることができるので免許がない方はそれを借りて観光することができます。
 
 済州島は本当にご飯も美味しく、海も綺麗なので来年は夏に旅行に行きたいと思います。おそらく日本に帰国する前最後の旅行だったので名残惜しいですが、韓国にいる間にいろんな場所に旅行に行き色々な韓国を見れたので良い経験になったと思います。みなさんもソウルだけでなくたくさんの場所で韓国を体験してみてください。