〈余暇の過ごし方について〉
大葉大学では、前期は月曜から金曜まで毎日授業があったため、放課後はよく友人とバドミントンやバスケットボールをしたり、ジムに行ったりしていました。また、学内のコンビニにあるテラスや、学外のレストランで友人たちと集まって何か食べながら世間話をすることも多かったです。週末になると、授業などの予定が無く基本的に自由なため、授業で出た課題をこなしたり、学内で出会った日本人の先輩がお勧めしてくれたレストランや夜市、近くのバーに良く行っていました。特に、台湾は食べ物が有名であることから、僕も様々な飲食店に行きました。個人的には蛋餅(甘くないクレープ風の卵料理)が好きでよく近くの餐廳(レストラン)で食べていました。
また、台湾にはそれほど長い休みはありませんが、日本と同じようにゴールデンウイークのような連休は結構あります。そのため、こういった少し長い休みが来ると私はよく友人と台湾を旅行していました。台北や高雄など都市部は例外ですが、他の都市では日本語はもちろん、英語すら通じないことが非常に多いです。そして、台湾の人たちは本当にフレンドリーな人が多いことから、行く先々で現地の人と話す頻度も多く、中国語の実践練習にもなるので、個人的に旅行は非常にお勧めです。また、月に約一度ですが学校の中国語センターが企画するスクールトリップがあり、台南や日月潭などにも行くことができました。スクールトリップは都市にもよりますが自分自身で行くより絶対に割安で申し込めるため、こちらもお勧めです。
〈夏休み〉
大葉大学の夏休みは、期末試験が6月下旬に終わるので7月から9月上旬まで大体二か月ほどと、比較的長いです。そのため、私は台湾で長めの旅行でもしようと思っていたところ、交換留学の期間が終わり母国に帰るフランス人の友人に誘われ、突然フランス旅行に行くことになりました。結果的には、フランスに約一か月滞在しました。私は台湾以外、他の国に行ったことが無く、飛行機も値段を抑えた結果、行き帰りの便で二か国ずつ他の国で乗り換えが必要になってしまったこともあり、終始不安な気持ちで一杯でした。しかし、フランスでは先に到着していた友人が空港で迎えてくれ、その後も友人の家族や友達が親切に接してくれたこともあり、安心して過ごすことができました。そのため、友人や友人の家族、友達には本当に感謝の気持ちで一杯です。
また、この旅行では私の予算と友人の予定の関係で、フランス以外の国や、フランス北部や南部には距離的に行くことができませんでしたが、部屋を貸してもらっていた友人の家が中部のブロワという町にあったため、比較的近い都市であるパリやオルレアン、トゥール、フランス西部にあるナント、アンジェにも行くことができました。私が行った地域の多くは城や城下町がどれも有名で、どこに行っても中世のヨーロッパを感じられるような歴史的な街並みばかりでした。また、ワインやパン、チーズなど食べ物もヨーロッパらしい物ばかりで日本や台湾で食べていた味とは異なる部分も多かったことから、食べることが好きな私にとってはどれも新鮮に感じられました。そして、友人や友人の家族、友達や周囲の人達との交流を通して現地の言語や食事、価値観など文化の違いについて話すことも多く、フランスの文化を知ることだけでなく、比較を通して日本、台湾文化を再認識することができたと感じています。
台湾に留学する以前は、留学期間中にアジアから離れたヨーロッパに行くということなど全く想像していなかったため、フランスに約一か月滞在していたことに対して、私自身今でも驚いています。また、話していた言語は基本は英語でしたが、台湾にいたときから友人がフランス語を教えてくれていたこともあり、時々現地の人とフランス語で会話もしていました。このような経験は恐らく滅多にできないため、本当に貴重な夏休みだったと感じています。フランスでの暮らしは自分自身が思っていたイメージとは異なっており、自然豊かで人も優しく暖かい国でした。また、機会があれば絶対に行きたいです。
台湾やフランスでの旅行を振り返ってみて、留学はただ受け身になって勉強するだけでなく、積極的に自分から行動し、経験することが重要であると改めて感じました。そのことからも、留学中の旅行はお勧めです。旅行中の現地人との交流や異文化理解は、普段の生活では中々経験できないことも多く、新しい経験や発見も多いです。また、旅行中で感じたことや見たことは、帰国後の自身の考え方や価値観、自信にも直結し、社会に出ても役立つことも多いのではないかと私は思います。そのため、もし機会があるのであれば、留学中の旅行はもちろん、留学中に他の国へ行くこともお勧めしたいです。
左から、ルーブル美術館、
エッフェル塔、
シャンボール城、
サント・シャペル
トゥールの街並み
ブロワの街並みです。
ではまた、来月号で!再見👋