余暇の過ごし方
ベトナムは日本に比べ祝日が少ない国です。年に10日しかありません。そのうちの5日は旧正月のための休み、1日は太陽暦での正月休みです。ほとんど週5で学校なのでしんどいです。また学校はこれに加えて冬休みと夏休みがあります。冬休みはベトナム語学科の場合、外国人ということで他の学部より長く、旧正月と前後10日が休み(年にもよりますが約1ヶ月)です。夏休みは6月から9月までの約3ヶ月間です。私は冬休みに一時帰国と旅行をしました。留学生は半数以上が旅行や一時帰国します。前回も述べましたが、旧正月は店が閉まるためです。
余暇といえば、授業は朝か午後しかないので毎日半日以上はすることがありません。私の場合は朝の11時半に授業が終わるので、昼からはアルバイトをするかプライベートレッスンを受けています。
他の人は何をしているのかというと、勉強したり、昼寝したり、運動したり…人によって様々です。
ベトナム語について
ベトナム語を学んで半年が経とうとしているのでベトナム語について紹介しようと思います。ベトナム語はアルファベットに声調記号がついたものです。声調は6つ(a, à, ả, ã, á,ạ )あり、声調は各母音につきます。母音は12個(a, â, ă, i, y, u, ư, e, ê, o, ơ,ô)あり、子音は26個(b, c, d, đ, g, h, k, l, m, n, p, q, r, s, t, v, gi, nh, ch, tr, ph, th, kh, gh, ng, ngh )あります。文法はSVO型でほとんど英語と同じ文法です。文法は比較的簡単だと言われています。
ハノイ大学はハノイにあるのでハノイ弁を勉強します。ハノイ弁が共通言語ですが、地方によってかなり方言があります。アクセントだけでなく、単語自体が変わってしまうこともあります。なのでハノイ人が中部や南部の人と会話する時、約60%しか理解できないそうです。
今まで私は英語、ドイツ語、ベトナム語を勉強しましたが、ベトナム語が一番馴染みやすかったです。というのも文型は英語と同じ、たまに単語が同じだからです。ヨーロッパ言語のように文法のルールがたくさんあるわけではないので話しやすいと思います。
しかしながら声調や母音がたくさんあるので発音は難しく、1年では習得できそうにはありません。おもしろいのが、出身国によってアクセントが違うこと。中国語には声調があるので、やはり中国人が一番上手いです。意外なのが欧米人が苦労していること。韓国人や日本人の方がコツを掴みやすいようです。
話せば話すほど、コツを掴むことができきれいに発音ができるようになると思います。最初はジェスチャーか英語しか使わなかったのが、今では毎日ほぼベトナム語しか使わない日々です。ベトナムに留学するならベトナム語は生活の上で必須となります。私も日本では全く勉強せず、ゼロからのスタートとなりましたが、日常会話レベルまで到達しました。これから留学を考えているみなさんは恐れずトライしてみてください。