Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ハノイ大学
2014年6月号 国際文化学部 M.I

この留学を振り返って

この10カ月間、本当に貴重な時間でした。言葉も不自由で何も分からない中、親身にしてくださる方ばかりに出会え、ハノイでの私の生活は大変恵まれていたように思います。驚きに溢れ、たまに怒ったり、泣いたり、大変な目にも会ったけれど、毎日笑顔で楽しく過ごせていたように思います。関わってくださった全ての方にお礼を言いたいです。

現地での生活が全く想像できない国に1年間も住めるなんて!とわくわくどきどきした気持ちで出発しましたが、実際は楽しいことばかりではなく、うまくいかないこともあり、何度もベトナム語の勉強を辞めようと思ったこともありました。しかし、そんな時こそKhong sao精神で気楽に乗り越えることが必要だと学びました。ベトナムを選んでよかったと思います。これから経験することはないであろう経験を沢山し、今まで芽生えたことのない感情や感じたことのないストレス、誰も守ってくれない状況を経験したおかげで、何事にも寛容になり、自ら動き交渉していくこと、フットワークを軽くすることができました。

家族ぐるみで親しくしてくれるベトナムの友人達の心の広さにはいつも助けられました。一緒に故郷へ帰省したり、お料理をふるまってくれたり、いつも遊びに誘ってくれたり、必要ならいつでも声をかけてね、遠慮は絶対しないで!と言ってくれたり。管理人さん達も全くベトナム語が話せなかった頃からいつも優しくしてくださいました。また、よく行くお弁当屋さんに行った際、お財布を忘れてしまったことがあったのですが、お代はいらないよ、1つくらい大丈夫だからと笑ってくれたりもしました。

ハノイに来てから、日本語教師のアルバイトやボランティアだけでなく、日系企業でのアルバイトもさせていただき多くの方にお会いする機会があったのもいい経験です。

最後に、この留学を応援してくれた家族、いつも励ましそばにいてくれた友人達、よくカードを出してくれたり、ハノイまで遊びに来てくださった方々にお礼を言いたいです。濃い10カ月となりました。