余暇の過ごし方について
ハノイ大学に留学にするにあたって、授業は午前中か午後か、選ぶことができます。また、土日に授業がおこなわれることはまずないと言っていいでしょう。
まず、ベトナム人生徒の過ごし方から見ていきましょう。ベトナム人は昼寝をします。特に授業が午前中だけの生徒は顕著です。かなりの人が昼寝をします。これは熱帯気候ならでは文化で、日中最も暑い昼間を避けるために昼寝をするのです。これは、たとえ誰かの家を訪ねて行っても同じで、お昼をごちそうされた後にきっと昼寝を勧められるでしょう。とても有用な文化で日本も取り入れるべきと考えますが、一方で夕方や夜まで寝すぎないことが重要です。また、夕方涼しくなると、各々がしたいことをします。部活動はもちろん、外へ出ての散歩や読書、カフェへ行く人もいます。面白いのが、この時間になるとどこからともなくおじさんおばさんが続々とハノイ大の敷地に集結し、せっせとスポーツに勤しみます。これが多種多彩で、半裸のおじさんがするバレーボールやサッカー、ジョギングやラジオ体操のようなもの、さらには備え付けてある謎の運動器具で運動をします。このときが一番ハノイ大の華やかな時といっても過言ではないでしょう。夜は、さっと人が引き、静かな校庭で小さな飲み会が開かれ、カップルたちのイチャイチャスポットに生まれ変わります。
土日は実家に帰る学生が大半です。例えバスやバイクで二時間、三時間かかろうとも、彼らは毎週実家に帰りたがります。それが親の対する義務、孝行であると考える人が多いようです。
余暇の過ごし方について2
では一方外国人である私たちはどうでしょう。平日の夕方からはほとんどの人が時間を自由に使えます。勉強はもちろん、アルバイトへ行く外国人も多いです。ボランティアや課外活動に参加する人もいます。皆を誘ってご飯を食べに行く人たちもいます。日本人で集まるのもよし、他の外国人と遊びに行くのもよいでしょう。昼からであれば、近くを観光することも可能です。いずれにしても、自ら動けば動くほど、道は開かれます。
土日は外国人にとって絶好の観光シーズンです。ハノイ周辺、サパ、ダナン、ホイアン、ホーチミンと行くべき場所は盛りだくさんです。物価が安いことも幸いし、格安宿もあり、格安バスも走っています。ガイドブック、インターネットや現地の人々、あるいは自らの勘を頼りに是非、いろいろなところを巡ってみてはいかがでしょうか。ハノイでは見られない様々な顔のベトナムに出会えます。旅程通りにいかないこともありますが、それも旅の醍醐味なのです。