こんにちは。デリー大学に留学している国際学部のM.Kです。今月はデリー大学の授業とインドの収穫祭Onam(オナム・オーナム)について紹介していきます。
①授業紹介
デリー大学ではカレッジによって所属できる学科が異なり、私が通っているMiranda Houseで学位のコースはEnglish・Hindi・Economics・History・Philosophy・Sanskrit・Geography・Sociology・Political Science・Music・Bengali・Life Science・Physical Science・Chemistry・Botany・Zoology・Mathematics・Bachelor of Elementary Education(B.EL.ED.)の計19の学部が選択可能です(交換留学の場合、受講する授業や所属する学科によっては単位互換が不可能な場合もあるので事前に留学担当者と相談することをおすすめします)。
選択可能な科目についてはカレッジ・現地の所属学部によって留学生の位置づけが異なるため、Admission Officeや所属学部の担当者に確認を取りましょう。Miranda Houseでは留学生は現地学生と同じ位置づけとなっているため、自身の所属する学部の学生と同様に受講したい科目を選択することが可能です。ただし、留学生は1年間を通して授業を5つしか受講できないため、大学シラバス等を確認しておくと良いでしょう。
続いて、授業の受け方についてです。Miranda Houseの授業では基本的にパソコンは使用せず、全員ノートを書いて授業を受けるのが基本スタイルとなっています。また、教授も板書をすることが少ないため、口頭で話している内容から自身で要約して書く力が必要になります。そして、各授業ではWhatsAppやGoogle Classroomを使用したグループチャットが作成され、授業の有無(授業前日に明日は休みと知らされることもしばしば)・授業やテストに関する注意事項・授業に関連するイベントの告知・宿題提出等がグループ内で行われます。 ※学期初めの場合はまだ担当の先生が配属されていない・教室が確保されていない・授業時間になっても先生が来ないといったトラブルも頻繁に発生しますので、グループチャットの確認は怠らないようにしましょう。
最後に、私が通っているカレッジの時間割について紹介します。デリー大学には91のカレッジがあり、それぞれのカレッジによって時間割が異なります。Miranda Houseでは授業は1コマ60分で1時間目: 8:30~9:30 2時間目: 9:30~10:30 Break Time: 10:30~10:45 3時間目: 10:45~11:45 4時間目: 11:45~12:45 5時間目13:05~14:05 6時間目: 14:05~15:05 7時間目: 15:05~16:05 8時間目16:05~17:05となっています。
②Onamについて
Onam(オナム・オーナム)とはインドのケララ州で8~9月ごろに行われる収穫祭のことで、伝説の王マハーバリ王をたたえ、マラヤ―ラム歴の信念の始まりとして行われているお祝い行事です。今回は9月11日にMiranda Houseで行われたOnamについてご紹介します。
まず、服装についてです。普段は洋服やクルティなどのインドのカジュアル服を着ている学生たちの8~9割が自身の地元の伝統服を着て登校し、普段通りに授業を受けています(普段と同じ服装の学生も少々見られました)。出身の地域によって柄や服の形も全く異なっており、学生たちはそれぞれの服装に夢中な様子で、沢山写真撮影をしていました。
カレッジ内にあるMini Auditoriumでは午後からイベントが開催されており、会場前には花が飾られるなどお祝いの雰囲気もばっちりです(下記画像より)。伝統服のファッションショーやダンスが披露されており、ダンスの発表は多くの有志団体により2時間も行われていました。最後には音楽が流れ始め、学生らも1時間程度曲に合わせて踊っていました。
また、カレッジ内の様々な場所で売店が出ており、本・しおり・パネルアート・ヘアピンなどが販売されていました。他にも、食堂では普段食べられないメニューが提供されるなど、カレッジ全体でこの日を祝おうという雰囲気が溢れていました。
デリー大学では毎週様々なイベントが開催されており、どのイベントもインドならではの文化や価値観を体験することができるため、積極的に参加することをおすすめします。
来月もまた新しいテーマでお伝えしていきますので、次回の更新をお待ちください。
食堂のテラス席にいたお猿さん