Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中国人民大学
2012年5月号 法学部 M.K

・日本から持ってきたら良かったと思うもの

私は出国する前に普段生活する上で必要だなと思うものを全て用意しました。ただ、予想していたより中国で必要であった物を買うことができ、今思えばそこまで日本で買い揃える必要は感じません。カルフールやウォルマート、イトーヨーカドーなど大規模なスーパーへ足を運べば日本製品が多数陳列されています。ただ、中国の商品自体に抵抗がある人はやはり日本で全て揃えるべきであると思います。

一つ持ってくるのを忘れてしまったと思ったものとしては、中国語のテキストです。私は北京に到着してすぐ授業が始まるものだと考えていたため、日本からテキストを持ってきませんでした。しかし、予想以上に授業まで空きの時間がありました。授業が始まるまでの準備のためやはり何らかのテキストを持参すべきであったと思います。

持ってきてよかったと思うものとしては、マスクがあります。北京の空気は思ったよりよろしくありません。3月4月の時期は毎日でもマスクを付けてもいいかもしれません。(北京の人でもマスクを付けている人を見かけます。ただ日本のような使い捨てではなく、洗濯して何度も使用しているようです。)

私は荷物の重量を極力抑えるために、必要最低限のものだけを持っていくようにしました。私には必要でないもであっても、ある人には必要であるかもしれません。他の留学生のマンスリーレポートにも目を通して下さい。

 

・現地の学生、友人について

私が留学している中国人民大学の学生は重点大学であることもあり、全体的に真面目で勤勉な人が多いです。龍谷大学の学生が不真面目であるとは言いませんが、やはり学生の差を感じます。そのため、そういった学生たちと毎日接していると私も頑張らなければと日々痛感します。学生のほとんどは学内で生活しています。そのため昼夜を問わず誰々と接する機会があるので、孤独に感じることはありません。その点は日本の大学と比べていい所だなと思います。

人民大学には世界中からいろいろな国から留学生が来ております。他の国の留学生と接しているとその人の思考や価値観から背景にある母国の文化等が見えてくるので、できるだけたくさんの留学生と交流するように心がけています。

ただ、日本人の留学生と接する事も大事なように感じます。日本人とばかり接しているとなかなか語学が上達しないとよく言われていますが、やはり同胞同士が一番安心できるので、時折日本人の集まりに参加して交流を図っています。

北京へ来て当初は友人が出来るか不安で不安で仕方がなかったのですが、今ではたくさんの友人とめぐり会うことができました。普段はアメリカ人とフランス人の留学生と共に行動しています。留学生活において、勉学に励むことはもとろんでありますが、友人を作ることも自身の視野を広げるためにも大切な事であると思います。

 

・自由テーマ( 北京の様子について)

今回は北京の様子について述べたいと思います、北京は言わずもがな中国の首都であります。なんといってもその長い歴史が印象的です。歴史上初めて北京に首都を置いたのは、12世紀の金の時代。それからも元、明、清の都でありました。現在中心地には清代を中心とする歴史的な建物や遺跡が多く点在しています。日本の東京に日本各地から人が集まってくるのと同じように、北京も中国各地から多数の人が集まってきています。そのため、どこに行ってもたくさんの人で溢れかえっています。北京は王朝時代、城壁に囲まれた城塞都市でしたが、今では城壁は取り除かれて市街地は北京中心部から放射線状に拡大しております。現在もなおいたる場所で建設工事が行われ、目新しい建物もよく目につきます。

かつては公共バスが交通手段の主流でしたが、今では地下鉄が現在進行形で次々と開通・延伸しております。公共バス・地下鉄の運賃は日本と比べて良心的であり、本数も多いのでかなり便利です。

人民大学がある海淀区(中心部から北西部に当たります)には中国の秋葉原といわれる中関村を中心にする北京の一大拠点です。また、人民大学の他にも北京大学や清華大学等大学が林立しており、北京市の学術地域にあたります。そのため、語学を学ぶことはもちろんのこと、他大学の学生と交流する機会にも恵まれています。