○授業紹介①(受講している科目について)
現在僕は中級A2というクラスに所属しています。授業は毎日朝8時から始まり昼までで終わります。授業の内訳としては、精读、阅读,听力,口语,写作の5つがあります。
精读の授業は教科書の本文を文法の説明を交えながら詳細に理解していくものです。先生の説明もゆっくりしているので、分かりやすいです。日本人は漢字を読めばだいたいの意味を理解できるので、精读の授業は理解しやすいと言えます。
阅读の授業は精读の文章と比べて文量が多く、文章を読んでから設けられた設問に答えていく形式の授業で、分からないことがあれば先生に質問するといった具合です。この授業も基本的に文章を読むことができれば問題がないので、理解しやすいものです。
听力の授業は教科書の本文の音声を聞いて各自設けられた設問に答えていくものであります。僕は听力を一番苦手をしているので、授業開始当初は聞き取りにとても苦労した思い出があります。今では本文の大部分の内容は理解できるようになりました。
口语の授業は比較的短い本文を声に出しながら授業を進めていく形式です。この授業で自身の発音を訂正されました。日本にいる間はあまりこのような授業を受けた経験がなかったので、授業開始当初は少々戸惑いました。ただ文章を読むだけではなく、声に出して理解することも重要であると感じされられました。
写作の授業は作文を書く上でキーポイントとなる文法の使い方などの説明が先生からあり、自身で作文を作成していくものです。作文は書けるようで案外書くことが難しいです。独力では難しいので、よく中国人の学生に助けてもらっています。
○カルチャーショックについて
中国に来てからというものの、カルチャーショックと言われる類のものに幾度となく直面してきましたが、中でも印象に残っていることについてここでは述べたいと思います。
まず一つ目としては、水道水が飲めないという事です。私は日本にいる間毎日水道水を飲んでいましたが、中国では飲むことができないと聞いて驚きました。ただ中国には开水と呼ばれる飲水器が多数設置されております。これは水道水をお湯で沸かしたもので飲んでも害はありません。ミネラルウォーターを買うのがもったいなかったので、僕は毎日开水を飲んでいます。ただとても熱いお湯ですので、夏はどうしようか考えております。
二つ目としては、値引き交渉が比較的容易であることがあります。僕はお店にいってよく値切るほうなのですが、日本では今では値切る文化が廃れてきています。しかし、中国では値切るのが当たり前です。中国で売られている物に値札が無かったりすると、通常より高い値段を要求されることがあります。そのためこういった場合には必ず値切る必要があります。この前中国人の友人が電気街でパソコンを買うと言うので付いて行った時に友人は販売員が当初提示した価格の半分ぐらいにまで値切ることに成功していたのには驚きました。
○労働節中の旅行について
中国人民大学には日本のゴールデンウィークと同じように約一週間の長い休みがあり(これは人民大学のみ存在する休みだそうです。先の校長の一存で決まったとのこと)、その期間を利用して旅行に行くことにしました。初めての旅行でしたので、準備の段階から念入りに計画を練ったつもりだったのですが、いざ実際に旅行に出かけてみると、中々考えていたように事は運びません。今回は汽車のチケット購入について述べたいと思います。
一般的に中国では駅の窓口でチケットを購入します。電話やインターネットでも購入できますが、方法がややこしかったこと、手数料がかかってしまうことなどから断念しました。連休を控えてかチケットの窓口は大変混雑しており、自分の番が来るまで30分ほどかかってしまいました。自分の番が来たら自分がほしい電車番号、目的地などを係員に告げて購入します。チケットを購入するだけでも一苦労です。日本の場合ですとチケットを購入したら後は電車が来るのを待つだけですが、中国の場合指定の時間にならないとホームへ行くことができません。そのため駅の掲示や音声案内をに気を配る必要があります。あたかも飛行機の搭乗を待っているかのような気がしました。
このようにチケットの購入だけでも大変苦労しました。旅の道中のお話はまた次月号にでも載せたいと思います。