現地の学生、友人
私たちのようないわゆる語言生という、中国語を学びに留学に来ている学生は中国人と一緒に授業を受ける機会がないため、中国人とかかわる機会が少ないように思います。語学を効率よく高めるために一番いい方法は中国人とたくさん交流することですよね。中国人と一緒にいる時間が少ない分、私たちはサークルや交流会などの活動にできるだけ参加するようにしています。その活動の1つに、日本語学科2回生の学生たちが主催の日中交流会があるのですが、私はそれにできるだけ参加するようにしています。毎週金曜日に教室に中国人と日本人が集まり、ゲームや会話をしながら交流しているのですが、日本語学科の学生たちはおそらく切磋琢磨して毎週日本語でレジュメを作り、みんなが楽しめるゲームを考えてきてくれているのだと思います。彼らの活動に取り組む姿勢は素晴らしいと思います。真面目に一生懸命勉強するところが中国人のいいところのひとつでもあり、また日本人が見習うべきところでもあると思います。中国人の学生はみな、日本人の学生より勉強する時間も多いと思います。私が日本で中国語を勉強していたときは、正直教科書をなぞって、先生の話を聞き、宿題に追われるだけの受け身の状態でした。彼らの熱心なところを見ていると自分が恥ずかしくなってきます。日本に帰ったら今までの自分の反省を活かし、日中交流会のような活動を始めたいです。
北京の冬と風邪対策
11月下旬、北京は数日間かなり強い風が吹きました。冬の到来です。「火锅」のおいしい季節です。気温が一気に下がり、コートとマフラーとニット帽をフル活用しています。普段暑がりで薄着な欧米人たちも最近の北京の寒さには堪えているようです。彼らもやっとコートを着るようになりました。11月中旬に「暖气」という暖房器具が使えるようになり、部屋の中は快適なのですが、外は零下を超えています。肌をさすような寒さと、部屋の中の気温の差で風邪を引く人も少なくありません。中国人から「風邪を引かないようにね」の代わりに「お湯をたくさん飲んでね!」といわれることが多いです。日本ではあまり聞かない言い方なので最初はおかしな感じがしました。北京の風邪対策は気候に関係しているようです。北京は特に冬とても乾燥しています。水分をしっかりとることは、ここまで寒くなっても雪は降らず、ただ肌がパリパリになるこの乾燥した地ならではの風邪対策なのかもしれません。他にも風邪予防の飲み物として、はちみつレモンの飲み物やゆず茶を勧められたり、果物をいっぱい食べるようにと言われます。また多くの中国人の学生は水筒に自分の好きなお茶の葉や花を詰めてお湯を入れて熱いお茶を楽しんでいます。お湯を注ぐと水筒の中で花が開いているようできれいです。お茶には見た目も味もこだわる中国人の文化が感じられます。