Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中国人民大学
2013年4月号 国際文化学部 M.R

・授業紹介

基本、語言留学生の授業は午前中だけです。90分×2コマでその間の休みが30分。11時半には放課後なのですが、1限が8時に始まるので大変です。クラスの半分以上が遅刻してきます。クラスは大きく分けて初級、中級、高級の3段階あり、そこからさらに細かく分かれているので自分にとって最適なクラスを選ぶことができます。私は今学期は中級の真ん中のクラスにしました。授業の雰囲気は比較的いい方だと思います。クラスメートもいろんな国の人が集まっているので、個性豊かで楽しいです。積極的に手を挙げて発言する人もいれば、歌をうたってくれる人もいたり、たまにクラスのみんなと先生でご飯を食べに行ったりもしています。みんな仲がよく、本当にこのクラスにしてよかったと思います。授業内容は総合、閲読、口語、リスニング、作文にわかれておりもちろん教科書も説明もすべて中国語です。最初は全く聞き取れなくて授業に付いていくので精一杯だったのですが、今はだいぶ聞き取れるようになってきましたし、わからないところは積極的に質問するように心がけています。

 

 

・旅行

4月は上旬に清明节、下旬に劳动节と大きな休みが2回あります。みんなこの休みを使っていろんな所へ旅行にいきます。私はこの2度の休みで3か所まわりました。清明节に私は韓国、フランス、ドイツの友達と泰山と青島へ行ってきました。泰山はひたすら山登りで大変だった思い出しかありません。中国の山は日本より高く険しく人も多いです。青島は街並みがとても美しかったです。元々ドイツに占領されていたため建物も赤レンガが目立ち、教会もあちこちにありました。海に面した街なので海鮮はおいしいし、空気はきれいで、とてもいい町でした。この3泊4日の旅行では日本人一人だったので全く日本語を話さなかったため、より中国語のレベルが上がったと思います。

劳动节には日本人の友達と西安に行ってきました。西安は日本でいう京都のように古い都で、条坊制が未だに残っていて風情がありました。歴史の教科書には必ずでてくる兵馬俑も見てきました。また西安の人たちはみな温かく、いろんな出会いがありました。日中関係が決していいとはいえない中でも出会った人たちはみな親切に私たちを迎え入れてくれました。旅行に行くことでその土地の名物、名所を見ることももちろん楽しいですが、私が一番にしている目的はその土地でいろんな人と出会いお話をすることです。危険なこともたくさんありますが、その土地の人との出会いは本当に貴重なものだと思います。お金と時間があれば、もっといろんなところに旅行に行こうと思います。