Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中国人民大学
2018年5月号 経営学部 N.S

授業について

クラスによって違いますが、授業はすべて中国語で説明されます。たまに英語を使う先生もいて、英語での説明を聞いてほかのクラスメートは納得していたりするのですが、私は英語ができないのでどっちにしてもわからないです。授業でわからなかったところはクラスメートや友達に聞いたり自分で調べたりします。今のクラスでは宿題はそんなに多くないと思います。私にとってこのクラスのレベルは高く、来てすぐの頃は特に先生の説明がわからないし、宿題が終わらなくて泣きそうにもなりましたが、少しずつ音に慣れて耳が鍛えられていると思うし自分のペースでこなせていると思います。外国人と一緒に授業を受けるのは刺激的です。問題の解答がわかる時はもちろん、わからないならわからないで質問や疑問はその場で先生に聞くし、みんなよく発言します。質問に対して自分の意見を持つ速さとそれを自分の言葉で伝えようとする積極的な姿勢は見習わなければならないといつも思います。

 

中国のコンビニ商品

コンビニは中国語で「便利店」といいます。人民大学の周辺にはセブンイレブンがあって、外観も内装も日本と大差なく、商品のラインナップもほぼ同じですが、ひとつひとつの商品には違いがあります。例えば日本で定番のおにぎりの具といえば梅、昆布、ツナマヨ、鮭などですが、ツナマヨ以外の定番商品はありません。旅行中に行った中国のコンビニには、確か麻婆豆腐のおにぎりがありました。大学近くのセブンイレブンでは鰻、筑前煮、巻き寿司には中国のサラダのようなものが入っていて、珍しい具が多いです。筑前煮のおにぎりは、筑前煮自体の味があまり濃くなく、そのまま食べるにはまだ問題なさそうですが、おにぎりの具としてはいまいちだと感じました。新メニューの鳥五目は文句なしにおいしかったです。おにぎりの値段は1個60円前後です。日本と同じようなお弁当もありますが、中国のコンビニにはお惣菜を選んで入れてもらえるコーナーがあります。おかずとして持ち帰れるだけでなく、ご飯の上にかけてもらってどんぶりにもできるみたいです。レジ横のコーナーには肉まんや唐揚げ、おでんもあります。肉まんはひとつ50円くらいで買えるし、おでんも低価格です。中国にお出汁の料理はあまりないので、味噌汁同様たまに食べるとほっとするおいしさです。逆にお菓子は日本の約2倍の価格です。20円の駄菓子が100円くらいで売っていて、ぼったくりだと思ってしまいます。また日本の化粧品もいくつか置いてあるので、コンビニでも手に入れることができます。日本のものはやはり少し値段が高いですが。お昼時に行くと、近くの高校の学生たちで込み合っています。おでんを買う人も多く、中国では日本の味が受け入れられていると感じます。日本料理店に比べてコンビニは手軽に日本食を食べられて、日本の味が恋しくならずに過ごせています。