Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

台湾師範大学
2015年11月号 文学部 S.I

<授業紹介>

今、大学と付属語学学校(MTC)の両方で受講しています。大学の授業は本来の歴史系ではなく、一般の留学生たちと一緒の華語系の授業です。今受講しているのは、綜合華語・讀冩訓練(週2)、会話訓練・聴力訓練(週1)の4科目です。それぞれ2時間ずつの授業です。当初の受講者数は、一番受講者の多い綜合華語の授業では31名だったのですが、だんだんと減り続け今は24人になりました。基本的に同級生との討論を経て内容を発表するというパターンが多いです。ただ写真の通り女性が多く、いつも圧倒されています。ただ過半数は日本人なので妙な安心感はあります。ただ授業中は母国語禁止、中国語のみが使用可能です。MTCは週2回で各3時間の受講です。この授業も当初は12人いたのが今は8人になってしまいました。韓国人の女性が4人、日本人が3人、ドイツ人の女性が1人です。男は日本人が2人だけです。MTCでは、他の教室を覗いてみますと受講生にはそこそこ男性もいますが、師範大学の華語系の授業は受講者20数名のうち男性は4人のみ。この現実が台湾で感じた一番大きな残念な思いです。また、MTCの講師事務所はほとんどが女性。受講中の大学3名の講師も全員女性です。嬉しいことに今現在のMTCで受講中の講師は男性。ただMTCの受講に関しては大いに面食らっています。一度目と三度目の授業時は日本同様、講師オリジナルの充実した補助教材に基づいてオーソドックスと思える単語の学習、課文を学習しその後ディクテイション、文法事項の学習後、課の試験。2度目の担当講師から毎日の予習に4時間をかけることの要求があり、基本的に授業前の予習を元にディクテイションがあります、授業は確認にしか過ぎない。担当教師による裁量があまりにも大きすぎるように思えました。
<台北生活よもやま>
11、日本を除いてほとんどの国が9月から新学期が始まります。師範大学もクラブ勧誘のブースが設けられ大々的な勧誘合戦が行われていました。いづこも同じと納得ですが、ブースを見学していると、台湾内の地域別同郷会のブースがありました。日本でいうと九州の大学で九州内7県の同郷会です。やはり台湾の歴史を反映しているのかなと感じました。
12、10月24日土曜日に急に師大路で太鼓の音が響き渡りました。ベランダから見下ろすと台湾のお祭りの大パレード。管理人に後ほど確認したところ、台湾ではよくある近くの寺廟のお祭りとのこと。ドラゴンもたくさんいましたし、町内ごとの飾り付けられた車と着飾った人たちの大行進。僕も好きですねぇ、自習中だったのにほったらかし、ずっとずっと30分以上も見とれていました。なんと翌25日日曜日にも同様のパレード、これも飽きずに眺めていました。
13、台北駅近くの梅屋敷について報告しますと、これがなんと純日本式の座敷二間と周り廊下を持つ簡素な平屋建ての旅館、ここに孫文が宿泊していたのかと彼の日本趣味に瞠目。それとも日本滞在中に日本人女性との間にもうけた娘に思いを馳せていたのか。