Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

台湾師範大学
2010年9月号 国際文化学部  H.A

◆オリエンテーションについて

9月に入って2日にNTNU(国立台湾師範学校)、3日にMTC(中国語トレーニングセンター)のオリエンテーションが開催されました。NTNUのオリエンテーションでは簡単な学校紹介のビデオを見たあと、ビザの更新の手続きの方法や学校の設備の紹介などを受けました。NTNUの本部キャンパスには充実した設備がそろっており、交換留学生の私たちはプールやジムなど無料で利用することができるそうです。オリエンテーション後、簡単な立食パーティがあり、日本から来ている他校の学生や、他国の留学生と交流することができました。今年は例年に比べ、ヨーロッパ圏やアメリカ圏からの留学生が少ないらしく、アジア圏からのが学生が多かったです。 MTCのオリエンテーションでは、各国さまざまなひとたちが学びにきているので、国や地域によって時間帯や会場が別けられました。MTCでは日本からの留学生がかなり多く、今学期も日本の学生が一番多かったので最初はアジア圏で集められ、英語と中国語での説明が行われたのですが、後半は他国の学生は移動してビザや授業内容など日本語と中国語で説明が行われました。

環境について

  私は本部キャンパスからバスで10分ほど離れたキャンパスの寮に住んでいます。部屋は4人部屋で日本人1人と台湾人2人と共同生活をしています。部屋にはバス、トイレ、洗面所が備わっていて特に不自由なく暮らしています。ただひとつ残念に思うことがキッチンが1フロアーにひとつしかなく、あまりきれいとは言い難いので自炊ができないことです。なので学食やコンビニ、そして台湾でなにより有名な夜市で毎日食事しています。この寮が学校で一番綺麗で新しいらしく、一番ましだと聞きました。このキャンパスは理系の学部のキャンパスだそうです。 キャンパス内に屋外ですが綺麗に整備されているテニスコート、バレーコート、バスケットコートがあり、スポーツも気軽に楽しめます。陸上トラックでは、早朝や夕方から深夜ぐらいにかけて、比較的涼しい時間に多くの市民の方もランニングやウォーキングなどに利用されています。キャンパス内のコンビニやカフェなど学生だけでなく、近くに住んでいる市民の方も多く利用されているのが日本の大学とすこし変わったところだと思いました。台湾の首都ということもあり、空気は綺麗だとはいえず、自然という自然もあまりみかけません。しかし郊外の少し行くと緑も多く、自然を感じられます。先日MTCでできた友達と電車で1時間半ほどかけてフーロンビーチに行ってきました。日本ではなかなかみれないほどの絶景をみることができ、あまりの綺麗さに驚きました。台北のど真ん中で毎日生活していると少し自然が恋しくなります。

台湾の交通事情について

 台湾でで生活するなかで一番驚いたことが、バイクの多さです。自転車より、とにかく原付バイクを多くみかけます。信号待ちをしているバイクがいっせいに走り出すときは、暴走族の一団をみているようです。そしてなにより驚くのが台湾人のバイクの乗り方です。普通の原付バイクに子供、父親、子供、母親という形の4人乗りを見たときは驚愕の一言でした。もう自転車感覚です。自転車でも4人乗りはなかなかだと思いますが….。比較的大きめの中型の原付バイクでの二人乗りが多いですが、ビーノ(60cc?)での家族4人乗りを見たときはもう驚きを通り越して関心しました。先日赤ちゃんを自分の体の前でひもで固定して乗っているお母さんも見ました。もう毎日驚きでいっぱいです。日本では原付バイクに乗っている私ですが、もし台湾で乗ることが許可されていたとしても怖くて絶対乗れません。歩行者として怖いのが日本と違って歩行者優先ではないことです。バイクはあまり歩行者をかまわず走ってきます。油断しながら歩いていると、本当にそのうちひかれてしまいそうです。一年気をつけて生活したいと思います。