11月上旬に試験がありました。普段の授業は「听力」「会話」「精読」「作文」といった科目毎には分かれておらず、同じ授業の中でそれぞれ並行して学んでいくという形をとっています。そのため、試験は90分で一回のみ行われ、その際「听力」「会話」「精読」「作文」の全てが出題されます。その試験結果により、今のクラスから1つ上のクラスに昇級できるか、2つ上のクラスかが決まるため、とても大切な試験です。試験の出来が95%以上の場合は2つ上のクラスになり、また、60%未満の場合には昇級できず、同じレベルのクラスに留まることになります。試験の難易度としては、それぞれのクラスによってもちろん難易度は異なりますが、普段の授業をきちんと理解していれば順調に昇級できるレベルになっているようです。大概の人が1クラスずつ昇級しています。試験の出題形式は、中国語検定に似ています。「会話」を試す試験はPCに向かって一人で話すので、抵抗を感じる人も多いようですが、こちらに関しても普段の授業できちんと発言出来るようになっていれば取り立てて難しくはないようです。
3カ月間台湾で生活してきましたが、今まで特に身の危険を感じたことはなく治安はとても良いと思います。盗難に遭ったり、街で暴動を目撃したり、また麻薬が出回っていたりという話は一度も耳にしたことがありません。また、電車やバスでは飲食禁止なので、街中でゴミが無造作に捨てられていることはほとんどなく、その点は日本よりモラルが高いように感じます。たまに街で物売りを目にすることもありますが、過度な勧誘をされることはなく、心配する必要はないと思います。台湾に来た初日に感じたことですが、台湾人はとても親切です。道を尋ねると目的地まで一緒に付いて来てくれたり、タクシーの運転手が目的地に着いた後に案内までしてくれたりと、外から来た人に対してとても温かく接してくれるので、台湾に来て良かったと感じる場面が多くあります。また、日本人だからといってお金を過度に請求されることもありません。しかし、交通の面では勝手が日本と異なるので気を付ける必要があります。原付バイクの数が日本より圧倒的に多く、より生活環境に馴染んでいるように感じられます。細い歩道でも普通に原付バイクが走っているため、歩いていると接触寸前に遇うこともしばしばあります。いくら治安が良いと言っても、日本ではない以上、注意を払うべき点はきちんと押さえておく必要があります。
先月、台湾大学で開催された『A-on stage』という、いわゆる台湾のオタク向けイベントに台湾人の友人と行ってきました。コンビニ等で売られている『petit fancy』という雑誌を購入すると、その中に入場券が入っているので、その雑誌さえ購入すれば誰でも参加できるというものでした。台湾で開催されてはいるものの、元になる作品のほとんどが日本のアニメや漫画であったので、日本の作品が海外でどのように受け入れられているのか、とても気になり参加しました。会場へ一歩足を踏み入れると、日本のイベントと変わらないほどの熱気で、会場外ではコスプレイヤーとカメラを構える人たちで賑わっているという印象でした。たまたま好きな作品が同じということで、台湾の人と共通の話題で盛り上がることができ、一日で多くの友人ができました。その友人の多くが、日本のアニメや漫画をきっかけに、日本に興味を持ち、さらに日本語の勉強をしているというのを知ると、私自身もっと中国語を話せるようにならなければと強く感じました。今後は、台湾の国や歴史など様々な面に興味を持ちつつ、言語の習得にさらに力を入れていければと思います。