Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

台湾師範大学
2014年4月号 国際文化学部 Y.T

授業紹介

私は今学期師範大学の授業と中国語語学学校(Mandarin Training Center)の授業を受けています。MTCは3-5月、6-8月、9-11月、12-2月の3ヶ月で1学期、1年4学期です。クラスは密集班と普通班に分かれており、密集班は月曜日~金曜日まで1日3時間、普通班では2時間授業を受けます。1クラスの人数は8人、またはそれ以下の人数で編成されており、私のクラスはフランス、スウェーデン、タイ、韓国、日本の学生がいます。授業は3日に1課進むスピードで、1つの課が終わるごとにテストが行われます。先生が授業以外に毎日4時間は勉強することと言うくらい密集班は宿題が多く、しっかり予習をして授業に臨み、また復習する必要があります。私は今学期中国語学習に集中したいと考えたので私は密集班を選びましたが、密集班または普通班に所属するかは学期開始前に自分で選ぶことができます。授業中の文法解説は先生が作ったパワーポイントを使いながら行われます。世界で共通に学ばれている言語はやはり英語なので、中国語の教科書の解説はすべて英語、先生が詳しく説明する時や中国語で説明しきれない時にも英語が使われます。私は分からないのをほっておく事が嫌な性格な上、またどの言語を学ぶ時にしても土台となる基礎は絶対に大切だと思うので、些細なことであっても分からないことは必ず先生に聞くようにしています。私の先生は自分の思っている事をすぐに言うことができなくても最後まで待って聞いてくれます。他のクラスより宿題も多く厳しいクラスですが、非常に優しい、学生のことをよく考えてくれている先生だと思います。

また密集班の他に大班言輔助課と呼ばれるクラスがあります。このクラスは初級会話、生活圏学中文、台湾語、中国詩入門、中国のことわざ、などの授業があり私は初級会話、生活圏学中文授業に参加しています。これらの授業は1週間に1回2時間、40人ほどの学生が受けています。生活圏学中文の授業は新しい、使いやすい言葉を学べるほか、先生が台湾のおすすめの場所を紹介しながら授業を進めていくので面白いと思います。毎回自由参加のためテストもなければ、単位をもらうこともありませんが興味とやる気があれば参加してみるのもいいと思います。師範大の授業については今学期は英語学部のEnglish Listening and Speaking Intermediate Sophomore という授業のみとっています。この授業は毎週Health,Sports,Mediaなどテーマが決まっていてそのテーマに関係したた新出単語を習い、リスニング問題を解いたり、与えられた質問についてディスカッションする等です。このクラスに日本人は私1人しかいないので、先生は1回で会うだけで覚えてく下さり、授業で意見を出し合うときも日本の場合はどう?と気にかけてくださる先生です。教科書はTOEFLibt試験の学習のためにも使われるものなので、見たこともない単語もありますが、授業はしっかり聞いて理解していれば、中間テスト等も問題ないと思います。日本の大学では授業によってはただ授業に参加するだけで理解できるものもありますが、こちらでは特にMTCではただ授業に行くだけではクラスメートにおいていかれるだけでなく自分が理解できず非常にもったいない時間を過ごすことになります。留学したからといって日本でできていないことが急にできるようになったり、自分の生活習慣を簡単に変えられるものではないと思うので渡航前には語学だけでなく勉強する姿勢も見直してきた方が良いと思います。

MTCにて

 

1年間の予定について

今年度から師範大学に留学する学生の渡航時期が9月出発から2月出発に変更されました。師範大は2-6月、9-1月の2学期制であるのに対し、先ほど述べたようにMTCは1年が4学期に分かれています。そのため師範大の夏休みが6月末から始まってもMTCは継続して授業が行われるため日本のような長い2か月の休みはありません。各学期の間に5日(夏の学期休みは10日)ほどの休みがあり、その休みが終わるとまた新学期が始まります。私は台湾に来るまでこのスケジュールについて知らず現地学生と同じように長い夏休みがあるものだと呑気に考えていました。渡航前から留学中は一生懸命勉強をする事はもちろん、龍大で出会った海外の友達とたくさん再会したいとずっと思っていたので年間予定をもらった後すぐに友達と連絡をとり台湾のお盆である4/2~4/6に北京に行きました。現地に住んでいる友達が案内してくれたので何も心配することなく、旅行を満喫することができました。北京から台湾に着くと深夜で、その日の午後からまた通常の授業が始まりました。学生である今のうちに色んな所に行って、そこでしかできない貴重な経験を積むことも、留学の醍醐味です。やや忙しい1年になりますが、交換留学は人生1度きりです。1年間思い切り勉強し、また計画的に予定を立て学期休みや台湾の祝日の間に全力で遊び、旅行することをお勧めします。

旧友との再会

 

 

 

 

 

万里の長城にて