Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

台湾師範大学
2014年6月号 文学部 Y.A

【この留学を振り返って】

早いもので、もう六月末。この時期になって、行っておくべき場所や会っておくべき人がまだまだ残っていることに気づき、最後の足掻きとして、スケジュールを埋めてみたが、後悔は残る。一年もいるのだから今度でもいいやというのは、良くないと思いながらも、実践できていなかった。

唯一実践できたのは留学初日から始めた日記だけかもしれない。留学説明会かオリエンテーションだったかで、日記をつけておくとよいという話をきき、最初はルーズリーフに、少し落ち着いてからは、無印良品の週間スケジュールノート(百円程度)を利用して、一日四行の簡単な日記を書き続けた。暇なときに読み返したり、旅行に出かけた日付の横に印をつけたりすると、自分の行動パターンが見えてきたり、過去の決意や後悔を思い出して、自分の尻に火をつけることができる。これは日本に帰ってもぜひ続けたい。

留学にいって何が変わったかと聞かれたら、自信をもって変わったといえるのは「食」かもしれない。甘すぎる料理や、日本人の感覚からすると衛生的ではない料理も好んで食べるし、こないだは昆虫にも挑戦した。ここ数日は、台湾の食べ物が惜しく、お気に入りの台湾でしか食べられないものを食べるようにしている。

最後に語学の学習は、国語センター、大学での座学、そして各国のルームメイト、台湾人との交流によって、来た時よりは当然レベルが上がっているに違いないが、胸をはって中国語が話せるとえるというほどでもない。また、日本では繁体字の中国語教材も手に入りにくいので、台湾から多めに持ち帰り、学習を継続しようとおもう。

 

 

 

 

 

 

 

(旧淡水中学)

 

【留学後どう留学経験を生かすか】

この留学は日本の後期から前期末までの中途半端な期間だったため、卒業に必要な基礎演習等通年科目が、二三年生のうちにまったく受けられなかった。ということで、帰国後は最短二年半の学生生活が残っている。台湾での様々な経験は忘れがたいものとして、生涯記憶に残るに違いないが、語学力に関してはそうはいかないだろう。帰国後もたくさん学生生活が残っているので、忘れぬよう使えるところでは使いつつ、学習を継続したいと思う。

就職については今のところ何も考えていないので、とりあえず大学での学業で留学経験を役立てたいと思う。卒業論文のテーマはまだ決定していないが、出来れば台湾をテーマにしたいと考えているので、留学での経験、集めた資料や書籍など活用したい。

 

 

 

 

 

 

 

(共産軍の揚陸をふせぐ杭・金門島にて)