[環境について]
国立台湾師範大学の学生寮は噂通り、決してきれいとは言えないです。最初は驚くかもしれませんが、私は1カ月もしないうちに慣れました。部屋も狭くて、勉強机と寝るスペースがロフトになっているという感じです。なので、くつろげるスペースはありません。4人部屋で、私のルームメイトはカナダ人2人と韓国人1人です。お風呂、トイレなどは階ごとに共用となっています。お風呂と言ってもシャワーが個室であるので、みんなそれを共用します。トイレにはトイレットペーパーもないので自分で用意します。残念ながら、トイレとお風呂は本当にきれいではありません。
最近になり、鍋、電子レンジ、トースターが置かれるようになり、それを利用して自炊する人も見かけます。同じタイミングで地下にはコンビニもでき、以前よりだいぶ便利になったと、前からいる先輩は話されていました。休日は閉まっていますが、生活に必要なものは大体揃っています。
寮を出れば、徒歩1分の距離に台湾で有名な夜市があります。毎日夜になるといつも賑やかです。「夜市」とは簡単に言えば、お祭り、屋台です。夏だけでなく年中開かれてるのは日本では考えられないので、台湾の良い文化?だなと改めて思います。近くには、コンビニもスーパーもレストランもあるのですごく便利です。
台北市内で交通の便に困ることはありません。MRT(地下鉄)に乗れば行きたいところへ、時間もあまりかからず行くことができます。日本の電車賃はやや高めですが、MRTはだいたい20元(約80円)なので週末などいろんなところへ遊びに行くことができます。バスもタクシーも比較的安く、よく走っているので便利だと思います。
[日本と台湾の違い]
個人的な意見ですが、台湾は日本を古く(汚く)した感じだと思います。普通に歩いていても日本にいるような感覚をいつも味わっています。しかし日本の街並みや、レストラン、公共の場所ほど、やはりきれいではありません。日本には住宅街が多いですが、台湾では一軒家といった家を見かけたことはありません。台湾では一人暮らしに関わらず、みんなマンションやアパートに住んでいると聞きました。
また、台湾人は毎日のように家でごはんを作って食べるという習慣があまりないのです。外食をする人がほとんどのようです。外食と言っても台湾のレストランは安いので、頻繁に外食しやすいのかなと感じました。
さらに台湾に来て驚いたことがあります。それは店員さんの態度です。ごはんを食べながら接客をしたり、携帯を触りながら店番をしたり、お会計の時に一言も話さないで接客をされたり様々です。日本では考えられない光景ですが、台湾ではどこのどんなお店へ行っても同じです。台湾人は本当に”自由”だなといつも感じます。でもその”ゆるさ”がいいなと思うときもあります。台湾に来ることで、日本の接客、サービスの素晴らしさに気付かされました。