Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

台湾師範大学
2020年4月号 国際学部 S.M

①環境について

台北の気温は南部と比べると比較的涼しいですが、湿気がとにかくひどいです。私は除湿袋をグローゼットにかけていますが、二週間もあれば水でいっぱいになるので交換しなければなりません。ただ5月には台北も暑くなり、半袖でも汗が出てきます。また台北には日本料理店も多いので、日本食を食べたくなれば信義區や新光三越にいけば食べられます。ただ台湾では日本食は少し高いです。私の場合は一食110元前後で済ませることが多いのですが、日本食店では500元くらいします。寮は3人部屋ですが、韓国人の留学生と2人で住んでいます。ルームメイトとは特に気を使うこともなく、お互いに喋ることが好きなので、よく2人で大学の話やお互いの国の話をしています。ルームメイトとは中国語で話すのですが、ルームメイトは中国に住んでいた経験があり、中国語がとても流暢なのでいつも中国語を教えてもらったりと、とてもいい刺激を受けています。

 

②台湾の言語について

台湾では主に國語(中国語)と台湾語が話されています。ただ台北の場合、台北市民の多くは第一言語が中国語なので、街中で市民同士が台湾語で話していることはほとんどなく、特に若い世代では台湾語を話せるという人が少なくなっています。しかし台湾南部では第一言語が台湾語という人が多いため、南部に行くとお店や住民同士で台湾語を使って会話している場面をたくさん見ることができます。実際に私も南部へ行った際、台湾語で「日本人?」と話しかけられた際には驚きました。また台湾語には日本語から影響を受けた言葉が多くあり、最近で一番面白かったのは「アタマコンクリ」という台湾語です。おそらく意味は何となく察せると思います。そして台湾の中国語についてですが、正直なところ中国大陸の普通話とは少し違います。単語もところどころ違いますが、台湾人は「zhi,chi,shi」をよく「zi,ci,si」と発音しますし、r化をあまりしません。この発音の仕方は日本人にとっても発音しやすいのですが、正直まだ私は慣れていないため、知っている単語でも聞き取れないことがあります。ただこの発音方法は中国大陸南部のひとや、中華系マレーシア人の発音にすこし似ているので、最近はYouTubeをみて頑張って慣らしています。