①余暇の過ごし方
私は普段の休日になると、買い物や外食、街中を散歩するなどして過ごしています。外に出て街を歩くだけでも気分転換になりますし、新しい店を見つけたり、偶然の発見があるのも楽しいです。また、運動不足を解消するためにジムに行くことも多く、筋トレや有酸素運動を行って心身をリフレッシュさせています。汗をかくと一日の疲れも取れ、休日らしい充実感を味わうことができます。さらにまとまった時間が取れるときには、少し遠出をして自然や文化に触れられる場所に足を運び、ゆったりとした気分で過ごすようにしています。ここでは、私が特に気に入っているおすすめのスポットを二つ紹介したいと思います。
まず一つ目は、高雄の市街地からほど近い離島「旗津」です。地下鉄とフェリーを乗り継いで1時間ほどで到着できるので、気軽に小旅行気分を味わえるのが魅力です。島には美しいビーチが広がり、新鮮な海鮮料理を楽しむこともできます。特に夕陽が沈む砂浜からの景色は絶景で、時間を忘れて眺めていたくなるほどです。さらに、旗津には1883年に建てられた「高雄灯台」があります。台湾で唯一、八角形の構造をもつ純白の灯台で、整備された山道を登って行くと到着します。隣にはカフェがあり、休憩しながら高雄の街並みや港を一望できます。街側を眺めるとパステルカラーの建物が立ち並び、港には巨大なタンカーが行き来する姿が見え、港町の景観を味わえます。
次におすすめしたいのが、台南にある「奇美博物館」です。台湾最大の私立博物館で、西洋風の建築と広大な庭園、噴水の景観は、まるでヨーロッパのどこかに迷い込んだような雰囲気を感じさせます。館内には美しいエントランスをはじめ、絵画、楽器、古兵器、彫刻など幅広い展示が揃っており、芸術と歴史を一度に堪能することができます。入場料は200元と手ごろで、高雄から電車で1時間ほどで行けるため、日帰り観光にも最適です。さらに、館内にはお土産屋やレストランが併設され、特設展も開かれているので、一日楽しめるスポットとなっています。
②高雄の気候について
高雄は日本のように四季がはっきりしていません。感覚的には、蒸し暑い夏と比較的涼しい秋があり、雨季と乾季の変化によって季節が移り変わる印象です。日本より南に位置するにもかかわらず、夏の最高気温は日本の方が高い日も多く、むしろ日本の夏の方が体感的に厳しいと感じることがあります。
夏にはスコールのような突発的な大雨がよく降ります。多くの場合、1時間以内には止むのですが、降り方が非常に激しいため、歩道がまるで川のように冠水する光景もしばしば見られます。特に夕方や夜に突然降り出すことが多く、外出時には折り畳み傘が必須です。バイクに乗る人々が急いで道端に停まり、カッパを着込んでから再び走り出す様子は高雄ならではの光景で、日本ではあまり見られないと思います。
また、日本人の感覚からすると半袖半ズボンで快適に過ごせる気温の日に、現地の人がダウンジャケットを着ていることがあります。一年を通してずっと暖かい場所で暮らしていると寒暖差の感じ方が違うのかもしれません。その一方で、MRTやLRT、バス、商業施設の冷房は非常に強く効いており、汗をかいたまま入ると体を急激に冷やしてしまうこともあります。そのため、薄手の羽織りやタオルを持ち歩くと安心です。
冬については、南国らしく厳しい寒さはほとんどありません。むしろ冬でも暑いと感じる日があり、日本の冬服をそのまま持ってくると明らかに暑いと思います。私の場合、冬は長袖長ズボン程度で十分で、ダウンやコートのような重たいアウターは必要ないと感じます。ただし、昼夜の寒暖差は確かにあり、朝や夜は思った以上に肌寒くなることもあるので、軽めの上着を一枚持っておくと便利です。日中は長袖Tシャツで過ごし、夜は羽織るといった調整をするのが理想だと思います。