Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

タマサート大学
2025年8月号 文学部 Y.Y

①渡航・入国について

交換留学生としてタイへ入国するには、ノンイミグラントのEDビザが必要になります。タイのビザは、2025年1月1日からオンラインでの申請が可能になりeビザを取得できるようになりました。私の場合、必要書類の収集に手間取ってしまい出発日のちょうど1週間前の申請となってしまいましたが、対応が非常に迅速で無事予定通り渡航することができました。eビザの取得に際して必要なものはeビザの公式サイトから確認できますが、個人的に注意しておいた方が良いと思うものは申請月を含めた過去3か月分の英文預金残高証明書です。申請月を含めて過去3か月間、口座に30,000THB=135,000円(1円=4.5THB)がある(あった)ことを証明する必要があります。入学許可証が届いたりなど本格的に準備・申請を始めるのは1か月~2か月前になるかと思いますが、過去月の残高は変更できないので3か月前から既に準備が始まっていると言っても過言ではないです。成人している場合、口座は必ず自身の名義である必要があり、決して少額でもないので、私たち大学生は気を付けておきたいところだと思います。また、英文での発行になるので、かなり時間がかかります。銀行にもよると思いますが、私の場合は2週間とこれに最も時間を要しました。さらに、ビザの申請にはタイでの居住地の住所が必要となります。タマサート大学への交換留学生は基本的に自分で家を契約する必要がありますが、賃貸主とのやり取りはスムーズでないこともあります。私は居住地がなかなか決まらず、それも申請が出発直前になる一因でした。中には7月末の入居を4月には決めていたという友人もいたので、何かしらの案内を待つよりも自分から進んで情報収集をすることが大切だなと痛感しました。

②オリエンテーション・授業選択について

留学生向けのオリエンテーションは、学部共通のものと学部ごとのものと2つありました。学部共通のオリエンテーションは200人程参加していたようです。タイの礼儀作法や日常生活で気を付けるべきことなどについてのお話を聞いたり、クイズをしながら楽しく学びました。学部ごとのオリエンテーションではタイの伝統ダンスやラーマキエンの一部を披露してもらったり、タイティーやロティをいただいたりなどタイの文化に触れられてとても楽しかったです。ビザの延長に関しては重要なので、どちらのオリエンテーションでもお話がありました。

授業選択についてですが、タマサート大学では最大7コマ履修することができます。自分が所属する学部の授業を最低3コマ履修すればそれ以上は他学部の授業も履修できます。また基本的にどの学部も英語で開講されているので、現地学生と同様に、かなり自由に様々な講義を受けられます。最大7コマ履修できると前述しましたが、授業は1コマ3時間あり内容もボリュームがあるので、大体4~5コマが平均なように思います。興味深い講義ばかりなのですが、前期と後期で開講科目は若干異なってくるようですし、今しか学べないと思い私は欲張って6コマ履修した結果、予習復習課題に追われる毎日を過ごしています。受講科目は渡航前にGoogleフォームから仮登録を行い、1週目を受けた後、大学で最終登録をします。セメスターが始まると学内に開講科目一覧が張り出されましたが、渡されていた開講科目一覧に無かった科目も追加で開講されていたので、それも要チェックだと思います。

全体オリエンテーションでのThai timeについてのレクチャー。15~30分遅れは問題ないとのことでした。