授業について
今学期履修している授業の中で特に面白いと思うのは、「日文翻譯」という日本語翻訳の授業です。この授業で淡江大学日本語学部の3回生必修の授業なのですが、以前のマンスリーレポートでも述べたように、交換留学生は所属学部に関係なく殆どの授業を履修することが可能なので、この授業も例外なく履修登録することができました。私は日本人なので、中国語を日本語へ訳す作業はなんとかこなせるのですが、日本語を中国語に訳す作業は非常に難しく、毎回出される宿題に苦労しています。翻訳という作業を行うことで、普段は気が付かないような日本語と中国語の文法上異なる箇所を発見できるのが、この授業の面白い所だと思います。最近は外来語や慣用句を学習しています。普段、自分が意識している言葉も、訳そうとすると適切な表現が見つからず難しいと感じます。
淡江大学の留学生向けの中国語課程は、平日ほぼ毎日ありますが、個人的には時間が十分でないと思います。龍谷大学では一コマは90分ですが、淡江では一コマ50分となっており、ほとんどの授業が2コマずつ行われます。それでも100分、十分とはいえないと思います。なので、中国語課程の他にも、試しに様々な授業を履修してみるのがいいと思います。
②LGBTパレードについて
10月28日に、台北で大規模なLGBTパレードが開かれました。日本のLGBTパレードに行ったことが無かったのもあり、友達と数人で行ってみることにしてみました。スタート地点付近の駅に着くと、既にたくさんの人が集まっており、レインボーグッズも多くの場所で売られていました。パレード開始時間になると、参加者が3つのルートに分かれて歩き始めます。参加者の中にはそれぞれ、派手な仮装をしている人はもちろん、ペットを連れている人やステッカーを配っている人など本当に様々な人がいて、一緒に行進しているだけでもすごく楽しかったです。途中、道路沿いに中学校があり、通過するときにたくさんの学生が窓から手を振っていました。行進は夜の6時半頃まで続き、最後は3ルート共スタート地点と同じところまで戻り、フィナーレとなりました。フィイナーレには、台湾で有名なタレントや日本人のLGBT支援団体代表の方等もステージにいて、それぞれコメントをした後、参加者も含め全員で歌を歌って終了しました。
今回始めて参加しましたが、パレードの盛り上がりは本当にすごく、また参加している現地学生も多く見られたことから、改めて、台湾では少なくとも日本よりはLGBTの人々が暮らしやすい社会なのではないかと思いました。パレードは毎年行われているので、台湾へ留学する機会のある学生にはぜひ行ってみてほしいと思います。