Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

淡江大学
2018年1月号 国際文化学部 K.M

留学を振り返って

留学を終えて、一年という期間は思っていたよりもずっと短く、あっという間でした。

中学生の頃からただ漠然と海外へ留学に行きたいと思ってはいましたが、特別に学内での成績が良いというわけでもなく、人より抜き出た才能があるわけでもない自分が、交換留学生として龍大を代表して海外の大学へ行くことができて、諦めずに交換留学に挑戦してよかったと思いました。

私は龍大入学時の言語選択で中国語を選び、大学生になって初めて中国語を学習し始めました。2回生の時から中国語の授業は週に5コマ、その全ての授業の講師は全員中国出身のネイティブである先生方であり、学習環境は非常に整っていました。であるにも関わらず、1回生の頃は毎回の授業が楽しくて仕方がなかったはずなのに、2回生の頃からだんだんと自分のやる気が続かなくなって行き、ついには語学の授業にて、単位を一つ落としてしまいました。次のセメスターでは一つ下の学年と同じクラスで同じ授業を履修、その時は本当に悔しい気持ちだったのと、もう中国語の学習は程々でいいかなと諦めていました。

自分に対していい加減な気持ちのまま3回生にあがってしばらく経ち、2回生の頃に中国へ交換留学に行っていた同回生が帰国して初めてゼミを訪れ、久しぶりに再会をしました。その時のその子の堂々とした姿を見て、自分がすごく情けなく思え、このままでは大学生活で何も成長しないまま終わってしまうと痛感させられました。

この時の強い思いが自分を変え、今の自分へと導いてくれました。私が強く言いたいのは、どんな状態、状況でも強い思いを持って取り組めば、絶対に自分を良い方向へと変えることができるということです。

 

1月1日、自由広場の前にて

 

 

②留学で得たものとは

私は龍谷大学でずっとネイティブの先生に中国語を教えてもらってきました。しかし、自分の努力不足によって成績も自分の語学能力も全然高くなく、そんな状態で台湾へ行ったので、当然他学生と比べるとレベルは低い方でした。授業についていくのにも一苦労で、よく辛くなることもありました。帰国した今でも胸を張って「私は中国語がペラペラです。」と言うことはできません。ですが、「私は中国語を話すことができます。」ということはできるし、たまに国内で中国人や台湾人に遭遇して少し会話すると、「中国語上手ね。」と言われることもあります。留学に行く前は自己紹介するのも一苦労だったので、語学レベルは確かに上がったとは思います。

しかし、私が留学に行って得たことは語学力だけではありません。留学先で得た一番大切なものは、友人です。他の留学生の方も同じことを上げているかもしれません。留学先では、日本人だけではなく様々な国籍の人々がいます。日本人が日本語を用いてコミュニケーションをしても誤解や諍いは起こります。まして、母語以外でコミュニケーションをしながら意思疎通を図るのは、思っていた以上に難しいことでした。ですが、意思疎通できたときの喜びはより一層大きいものとなります。また、日本人の留学生も困った時にお互い助け合って乗り越えてきた大切な仲間たちです。彼女たち、彼らは私の人生の中での大きな宝物ですし、これからもずっと大切にしていきたいです。

 

大学前にて寮の友人たちと

桃園飛行場にて、出発前に台湾人の友人と