Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

淡江大学
2020年4月号 国際学部 R.O

①環境について

新型感染症の影響に伴い、授業開始と同時に宿舎を麗澤学舎から淡江学園へと移ることになりました。淡江学園は淡江大学から徒歩15分かかり、麗澤学舎より学校から遠くなってしまいましたが、朝の通学時間には無料のシャトルバスが出ているため問題ありません。15階まである建物で現地の学生も多く住んでいるため、以前より人数が多いです、その分設備も充実しています。男女共有スペースの屋上にはランニングマシンもありました。宿舎の中や部屋に入る際は部屋の鍵をかざすと中に入れる仕組みでオートロックになっているため、セキュリティーがしっかりしています。ロビーには警備員もいます。付近にはスーパーやコンビニ、飲食店もたくさんあるので新しい発見が多く、学校付近で生活していた以前より行動範囲が広がりました。

 

淡江大学は龍谷大学に比べとても広いです。急な坂に面しているため入り口が2階や3階である建物がほとんどです。最初は迷いましたが、専攻ごとに建物が分かれているため徐々に慣れてきます。食堂は地下にあり、フードコートとなっています。一食だいたい60元で安く食べられます。また学校付近にもたくさんお店があり、どこもほぼお昼休みには満席になります。しかし注文してから提供までも比較的早く、テイクアウトもできるので便利です。図書館は10階まであり、龍谷大学と同じで学生証をかざして入ります。日本の書物や漫画も置いてありました。

 

↑図書館からの眺め

 

②台湾の新型コロナウイルス感染症対策について

学校が始まって1ヶ月経ちましたが、特に問題なく学校生活を送れています。その理由には台湾政府の対策と学校での健康管理が厳重に行われていることが関係していると思います。まず淡江大学では寮に入る際、大学内のどの建物に入る際も必ず検温をしなければ中に入れません。検温には体温計でおでこにあてて熱を計るタイプと、前を通るとテレビ画面にサーモグラフィが映し出され、体温を分析し37.5℃以上でなければ○、超えてしまうと×と表示され、音が鳴る仕組みのタイプの2つがあります。私たち留学生に熱がある場合は、大学内専用の隔離施設(麗澤国際学舎)にて2週間の隔離がありますが、2週間特に問題なく感染が見受けられない場合は元の生活に戻ることができます。

 

またアルコール消毒スプレーが寮や大学内の検温の場所の近くや、トイレなどたくさんの場所に設置されており、私は検温をしたらすぐにアルコール消毒をするようにしています。図書館では1日に2回1~2時間ほどかけて机や椅子にアルコール消毒をする時間が設けられています。観光地や人の多い施設でも、アルコール消毒と検温が徹底的に行われています。最近始まった対策では社交距離を保つために食堂や図書館の机の距離を2メートル以上離されてあり、椅子が減らされた他、大学には関係者以外入れないよう出入口が2箇所に閉鎖されており、学生証を見せないと通れないようになっています。

 

マスクは常にどこに行くにも付けています。台湾の人々もみんなマスクをしており、日本よりも感染の危機意識が強いと見受けられます。台湾の制度はしっかりしており、2週間に1人9枚(計45元)、子供は10枚まで薬局で購入できるようになっています。このマスクの販売場所と在庫数は、政府を通したアプリのマップ上に表示されるため、私たち国民はどこでマスクを購入できるのか分かると同時に、政府が、国民がマスクを無断で転売していないかなど、管理することができます。私たち留学生も居留証があれば購入することができます。また学校でも支給されます。